お正月ならではの楽しみの1つにおせち料理がありますが、みなさんはおせち料理の由来や、1つ1つの料理に意味があることを知っていますか?

家族がそろっておせち料理を食べながら、今年の抱負などを語り合ったりするのは、お正月ならではの風景ですよね~。

小さい子供がいる家庭では特に、

「何でお正月におせちを食べるの?」

「おせちってなぁに?」

「何でいつも同じものしか入ってないの?」

…など、質問攻めではないでしょうか?(笑)

子供は好奇心が旺盛なので、疑問に思ったことを何でも聞いてきます。

私も、質問に答えられず困ってしまうことがよくあります。

おせち料理の意味についても、子供に質問されたら…。

答える自信がなくて、かなり沈黙をしていまいそうです。

同じような人も多いのではないでしょうか?

そんなことにならないように、今回はおせち料理の由来や食材の意味などを、子供向けに分かりやすくまとめてみました。

また、おせち料理にかける平均金額や、高額なおせち料理の理由などについても調べてみました。

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おせち料理の由来とは?

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近年ではお正月に食べるお祝い料理のことをおせち料理と言っていますが、おせち料理の起源はとても古くて、弥生時代と言われています。

弥生時代の人々は、季節ごとに作物の収穫を神様に感謝して、生活の節目を付けるのが習慣になっていました。

そして、自然の恵みや収穫などに感謝をして神様に供えたもののことを「節供」と言います。

さらに、その節供を料理に使い豊作や大漁を願って、自然の恵みに感謝しながら食べた料理のことを「節供料理」と言います。

みなさんが知っているおせち料理の始まりはこの、節供料理だと言われています。

中国から時代の流れの中で、節句の行事が伝わってくると、宮中で元旦や五節句の宮中行事の時に「節会」(せちえ)と呼ばれる宴が催されるようになりました。

五節句とは、1年に5回ある季節の節目の日のことで、1月7日(人日)、3月3日(上巳)、5月5日(端午)、7月7日(七夕)、9月9日(重陽)のことを指しています。

節会で神様に振る舞われたり、供えられたりした料理を「御節供」(おせちく)と呼び、それが後に略されて「おせち」と呼ばれるようになりました。

 その後、江戸時代になって庶民たちが宮中行事を生活に取り入れたことで、おせち料理が全国に広がって、お正月に食べる料理のことをおせち料理と呼ぶようになっていきました。

いかがでしょうか?

一言でおせち料理と言っても、長い歴史があったんですねぇ~!

おせち料理を漢字で「御節料理」と書くのも納得です。

おせち料理は3日間食べるの?

昔はおせち料理を元旦から3日まで、三が日食べていました。

これは、お正月ぐらいは食事の準備などの家事を休むようにとの配慮の意味や、火は聖なるものとされているため、お正月には火を使わない風習もあるそうです。

そのため、おせち料理は日持ちを考えて比較的濃い目の味付けにすることが多くなっています。

とは言っても、子供の場合は3日間も同じおせち料理を食べるのは飽きてしまいます。

大人でも、ジャンクフードが恋しくなりますよね~(笑)。

それもあって近年では、元旦だけ食べるために食べきりサイズのおせち料理を作ったり、購入する家庭が増えてきているようです。

昔とはだいぶ違ってきましたよね。

近年は、子供たちが喜んで食べられるようにキャラクターのデザインの重箱や、食材もキラクターの形をした可愛いおせち料理も出てきています。

正式なものとはイメージがだいぶ違いますが、子供におせち料理に馴染んでもらうためには、良さそうですよね~!

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おせち料理の重箱を重ねる意味は?

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おせち料理はどうして重ねた重箱に入っているのか疑問に思いませんか?

これにもやはり意味があります。

おせち料理は重箱に、おめでたいことを積み重ねるという意味を込めて詰められています。

重箱は正式には五段重ですが、四段重が基本となっています。

基本となっている四段重の場合、上から順番に一の重、二の重、三の重、与の重と呼ばれています。

四段目が与の重と呼ばれているのは、四の数字が死を連想させ縁起が悪い数字とされているためです。

そして、それぞれの重に詰める食材にも決まりがあります。

四段重の場合は…

①一の重は…祝い肴(ざかな)で、黒豆や数の子、田作りなどです。

②二の重は…甘いもので、伊達巻やきんとんなどです。

③三の重は…海の幸の焼き物で、海老や鰤(ぶり)などです。

④与の重は…山の幸の野菜類や煮物で、たたきごぼうや蓮根、くわいなどです。

おせち料理は四段重が基本ですが、近年は三段重が主流になっています。

三段重の場合は、一の重に上記四段重の①と②が詰められて、二の重が③、三の重が④となります。

先ほど正式には五段重と言いましたが、五の重は控えの重とも言われていて、下のイラストのように、何も入れずにカラの場合が多いです。

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その理由としては、詰められなかったものを詰めるための予備であるとの単純な理由や、神様から頂いた福を詰めるためや、今後富が増える可能性があるためなど色々あります。

結局は何かを詰めるためにあると思っておけば間違いないですね!(笑)

重箱は機能性でもとても優れている!

おせち料理を重箱に詰めるのは、おめでたいことを積み重ねる意味があることが分かりましたが、機能性に優れた面でも良い役割を果たしています。

まず、おせち料理はたくさんの料理を用意しなければならないため、重箱に入れて重ねて置くことで保管のスペースを節約するすることが出来ます。

その他には、おせち料理を何日かに分けて食べるため、ホコリなどが入らないように蓋が必要になり、蓋もあってしかも重ねられる重箱が活用されたなどの説があります。

コンパクトに重ねて置くことも出来て、蓋もあり、おめでたいことを重ねるという意味につながるので、こんなに便利な重箱を使わない手はないですよね!

今まで考えたことがなかったですが、重箱素晴らしいです!

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おせち料理の1つ1つの意味を子供向けに分かりやすく説明!

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おせち料理に使われている食材には、1つ1つの意味が込められています。

そこで子供にも説明出来るように、子供向けに分かりやすくまとめてみました。

黒豆は…

黒く日焼けをするぐらいにまめに働けるようにとの願いが込められています。

数の子は…

数の子は卵がたくさんあるため子孫繁栄、つまり子供がたくさん生まれるようにとの願いが込められています。

田作りは…

片口イワシは昔、肥料に使われていて肥料に使った田畑が豊作になったことから五穀豊穣、つまりお米がたくさん取れるようにとの願いが込められています。

昆布巻きは…

昆布をよろこぶと語呂を合わせて、家族みんなが喜ぶようにと、お祝いには欠かせない縁起の良い食べ物とされています。

きんとんは…

きんとんは漢字で「金団」と書きますが、栗きんとんの色の見た目から、お金持ちになれるようにとの願いが込められています。

紅白なますは…

紅白の水引と似ていて、お祝い事を表していて、縁起が良いです。

紅白かまぼこは…

かまぼこは、半円状の形が初日の出の形に似ているためおせち料理に使われています。

紅白なので、縁起が良いです。

たたきごぼうは…

細く長くごぼうのようにしっかりと根をはるという願いが込められています。

また、別名開きごぼうというため、運が開きますようにとの願いも込められています。

伊達巻は…

昔は大事な本などは全部巻物で出来ていて、その巻物と似ているため、勉強がしっかり出来てかしこくなれるようにとの願いが込められています。

海老は…

海老は長いひげをはやして曲がっているため、腰が曲がったおじいちゃんに見えるので、長生きをするようにと長寿の願いが込められています。

鰤は…

鰤は出世魚とされていることから、出世が出来るようにとの願いが込められています。

蓮根は…

蓮根は穴があいていることから、見通しが良いため、将来が明るくなるようにとの願いが込められています。

くわいは…

くわいは大きな芽が出るため、芽が出るようにとの願いが込められています。

金柑(きんかん)は…

財宝をあらわす金冠とかけて、財宝を得て1年間豊かに過ごせるようにとの願いが込められています。

いかがでしょうか?

代表的な食材について子供向けに分かりやすくまとめてみました。

おせち料理を食べる時には、1つ1つの食材の意味をぜひ説明してあげてくださいね。

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おせち料理にかける平均金額はいくら?

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近年はおせち料理を自宅で作るのではなく、通販や百貨店、デパートなどで購入する人が増えてきているそうです。

しかし、おせち料理を購入すると高いものでは5万円以上するものや、5,000円以下のものもあり値段にかなり幅があります。

そうなると、みんないくらぐらいのおせち料理を購入しているのか気になりませんか?

実際におせち料理を購入した人たちによるアンケート結果によると、購入したおせち料理の金額でもっとも多いのは10,000円~15,000円で27.1%、次に多いのが5,000円未満で20.9%、その次が15,000円~20,000円で15.0%となっています。

やはり、お正月は奮発して高いものを買う傾向があるようですね。

5,000円未満も20.9%と多いので、個人的に安心しました(笑)。

通販サイトで、購入している人が多いおせち料理の10,000円~15,000円のものを見てみると2~3人前のものが多いようです。

お正月は、家族が集まるので2~3人前では少ないような気がしますが、見栄えのためにも購入した豪華なおせち料理を1つ置いて、自宅で簡単に作れるものは作る人も多いのかもしれませんね。

やはり、手作りのものがあると食卓の雰囲気が変わりますよね~。

おせち料理の値段が高いものと安いものとの違いは何?

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販売しているおせち料理の値段にはかなりの幅がありますが、それには人数の違いも関係しています。

しかし、人数や内容も同じでも値段がだいぶ違うものもあります。

安ければ安い方が家計には嬉しいですけど、どうして値段が違うのか気になりますよね~!

調べてみると、おせち料理の値段の違いには素材の種類や産地、また高級食材を使っているかで違ってくるようです。

見た目はそれほど変わらないのに値段が高いおせち料理は、例えば黒豆の場合、丹波の黒豆がとても有名ですが、同じ丹波の黒豆でも丹波篠山産と北海道産では、価格に2倍の差があるのだとか……。

また、海老も種類や産地で値段が大幅に違う食材です。

伊勢海老やロブスターはもちろん高いですが、国産の車海老と外国産のブラックタイガーを比べると、その価格の差は数倍にもなります。

それだけではなく、調理人が有名シェフや料亭が監修などと書かれているものは値段が高くなっています。

お値段の安いおせち料理は、定番料理のなますや、田作り、数の子などの中に、海老がメインとして加わっています。

2~3万円もするおせち料理には、定番料理の他に、伊勢海老、あわび、いくらなどの高級食材がふんだんに詰められています。

お正月だからと、奮発して高いもの買う人も多いため、売れるのでしょうね~。

わが家はとても買えませんが…(笑)。

まとめ

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おせち料理の由来や食材の意味などのまとめはいかがでしたでしょうか?

おせち料理の食材には1つ1つに意味があります。

子供向けに食材の意味を分かりやすくまとめてみましたので、ぜひ子供に説明してあげてくださいね。

願いは思い続けていれば、いつか叶うと言われていますので、おせち料理由来や食材の意味を知って食べるとより、縁起も良さそうですよね。

また、おせち料理の値段は安いものから高いものまでありますが、高ければ良いというものでもありませんので、ご自身が良いと思うものを選びましょう!

もちろん、手作りで全て作るのも良いですよね~。

私もおせち料理はついつい購入してしまいますが、全てとは言いませんが(笑)、簡単なものは作ってみようと思います。

最後まで読んで頂き、ありがとうございました!

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