新しい年を迎えて初詣に行ったときなどに、今年は厄年だぁ~。嫌だなぁ~。という声を聞いたことがありませんか?

厄年は昔から日本にある風習ですが厄年と言えば、1年間良いことがないような気がしたり、危険なことに注意しながら生活しなくてはいけないといったイメージがあると思います。

ついてないことがあると、自分のせいでも厄年だからと思ってしまったり…。(苦笑)

しかし、厄年の本来の意味や由来などを知っているかと言われると、私は厄年を経験したにもかかわらず詳しくは知りません。

厄年は、1度だけではなく何度か経験するものです。

厄年についての意味や由来などを理解して、心構えをしっかりして厄年を迎えたいものですよね。

そこで今回は、厄年について由来なども含めて詳しくまとめてみました。

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厄年とは?

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厄年とは、すばり厄災が多く降りかかるとされている年齢のことです。

昔から日本に根付いている風習ですが、いつからあるのかと言うと、平安時代にはすでに存在していました。

長い間、根強く信じられている風習なんですね~!

厄年の由来は?

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厄年の起源は平安時代です。

由来は、平安時代に広まっていた陰陽道とされていて、陰陽道は方位や日時などで判断して災いにあいやすい時期を判断していました。

しかし、由来が陰陽道だとする出典は曖昧で根拠はありません

現在の厄年として定着している、年齢によって決まる厄年は江戸時代からとされています。

厄年については、地域によっても考え方はさまざまですが、一般的に広まっている現在の厄年と判断される年齢は、役割の移り変わりの年齢と考えられていることが多いです。

昔は厄年のことを現在とは異なり「役年」と表していました。

役年とは、役目を果たす年のことでそれぞれの村の役割が回ってくる年のことです。

そのため、村の役割を引き受けるということは年齢や社会的に見ても成長したとされる節目の年だったのです。

そして、その年を役年として過ごす人は村の役割を果たすために、厄払いを受けて身を浄化したり、普段の生活においても身を慎んで行動するように要求されました。

また、役年になる頃には更年期になったり、生活が変わるなど変化が起きやすい時期であるとされ、厄払いをして無事を祈るとも言われています。

現在は、当初の「役」の意味は薄れていますよね~。

役年の役割を果たすためには、多くの困難が降りかかっていたそうです。

現代にはそれら多くの困難とされる「厄」だけが残って、厄年には身の回りに厄災が多く降りかかるといういわれが伝わってきたのです。

それとともに、厄年の厄を取り払うには厄払いを受けるべきという風習も現代に残っています。

厄災が多く降りかかるとされている一年を、少しでも厄を小さくするためにという想いが昔から現代まで続いているんですね~。

誰もが平穏無事に過ごしたいと願っていますものね。

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前厄・本厄・後厄に違いはあるの?

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厄年と言っても、前厄・本厄・後厄がありますよね。

それぞれに違いはあるのでしょうか?

まず、前厄は厄年の前年のことで、この前厄に入ることを「厄入り」とも呼んでいます。

徐々に厄年に向かっている時期のため、本厄の次に慎むべき年です。

そして、本厄は厄年そのもののことで、前厄・本厄・後厄の中でも、一番慎むべき年です。

最後に後厄は、厄年の次の年のことで徐々に厄災が降りかかるおそれが薄らいでいく年です。

前厄の厄入りに対して、後厄は「厄晴れ」とも呼んでいます。

厄年と言っても、3年間は気を付けなければならないということです。

過ぎてしまえばあっという間ですが、3年間慎むで過ごすと考えると長いですよね~。

厄年はいつなの?

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厄年はいつなのか、気になりますよね~!

厄年は数え年で歳を数えるもので、男女で違います。

男性の場合は本厄が25歳、42歳、61歳です。

女性の場合は本厄が19歳、33歳、37歳です。

これらの中でも、男性は42歳、女性は33歳が大厄とされ最も注意するべき年とされています。

※地域によっては、男女共に61歳は本厄とする場合もあるようです。

数え年とは…

数え年とは、誕生日で歳を数えるものではなくて、生まれた時を1歳として新年を迎えるたびに、年齢が1歳増える数えかたです。

そのため、極端な話になりますが大晦日生まれの場合は、数え年では翌日に2歳になるわけです。

数え年は年齢とは異なりますので、注意してくださいね。

ちなみにですが、現在の日本では生まれた時の年齢を0歳として、誕生日を迎えるたびに1歳増えますよね。

これは、満年齢と言います。

昔から受け継がれてきた風習のほとんどは数え年で歳を数えるものになっています。

この機会に、数え年と満年齢の違いを覚えておくと良いですよ~!

厄年には厄払いをするべき?

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厄年には厄災が多く降りかかると言われていますが、科学的な根拠はありません

そのため、厄年をあまり気にしすぎるのはよくありませんが、いくら根拠がないとしても厄年だし、やっぱり何か起きるかも…。と不安にな人は厄払いをした方が良いと思います。

不安な気持ちが影響して、実際に不幸なことが起きてしまうことがないとは言えないからです。

厄払いをしなければ、厄払いをしてないから何か起こるかも…。と不安を感じて生活したり、実際に何か起きてしまったときには、厄払いをしなかったせいでこんなことに…。と後悔するかもしれません。

そのため、厄払いをした方が無難ではないでしょうか。

厄払いをすれば、厄払いをしたから厄年でも大丈夫!と前向きな気持ちになれますし、万が一のことがあっても厄払いをしなかったらもしかしてこれよりも…。と思えますよね。

厄払いをしたという安心感を持って過ごすのと、厄払いをしなかったという後ろめたさを感じながら過ごすのかでは、全く違いますよね!

これらのことから、厄年に厄災が起こる根拠がないため、厄年だって関係ない!と気にしない人は厄払いの必要はないと思いますが、少しでも不安であれば厄払いをした方が良いと思います。

参考程度にですが、前厄・本厄・後厄とありますが、3年連続で厄払いをする人もいますが、本厄のみの人が多いようです。

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厄払いについて

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いざ厄払いをしようと思っても、どうすれば良いのか分からないことばかりですよね。

そこで、厄払いについての疑問をまとめてみました。

厄払いは何処でやるの?神社?それともお寺?

厄年になると厄払いの他にも、厄除けという言葉を聞くと思います。

厄払い=神社、厄除け=お寺で行うと思っている人が多いそうですが、神社でもお寺でも厄払いと厄除けを同じ意味としている所が多いため、どちらでも大丈夫です。

厄払いや厄除けで有名な神社などもありますので、初詣と一緒に厄払いをするのも良いかもしれませんね!

厄払いはいつまでにすれば良いの?

一般的には、厄払いは立春までに行く風習があります。

そのため、年始から立春の前日の節分までに厄払いとすると良いとされています。

これはあくまでも一般的なものですので、地域や神社やお寺などでも違いがありますので、確認してみてくださいね。

また、立春も過ぎてしまったからと言って厄払いが出来なくなるわけではありません。

最初は厄払いはしなくても大丈夫!と思っていても、急に気になり出す人もいるかもしれません。

全国には1年中厄払いが出来る所も多数ありますので、立春を過ぎてしまっても遅くはありませんので安心してくださいね。

その時には、行く予定の神社やお寺が厄払いをまだやっているか確認してから行くようにしましょう!

厄払いに行くときの服装は?

厄払いに行くときは、普段着でも良いのかスーツを着るべきなのか気になりますよね!

厄払いに行くときの服装に決まりはないため、どちらでも大丈夫ですが神社によっては「ジーパン不可」の場所もあるようです。

そのため、男性の場合はスーツにネクタイ、女性の場合はスーツやワンピースなど、場所柄を考えた服装で行くと安心です。

普段着の場合は出来るだけジーパンはさけて、短パンや素足をさけるのもマナーと考えましょう。

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厄払いの料金(ご祈祷料)はいくらぐらいかかるの?

やはり、お金のことは気になりますよね。

有名な大きな神社の場合は、3,000円、5,000円、7,000円、10,000円などと金額が明示されている所が多いです。

金額に幅があるのは、祈祷後に頂けるお札の大きさが違うからです。

私は厄払いをした経験がありますが、3,000円と10,000円のお札にはかなりの差がありました。

私は3,000円のお札でしたが、恥ずかしかった思い出が…。(苦笑)

なかには「お気持ちで」と言われる場合もあるそうです。

厄払いの相場は5,000円~10,000円だそうなので、迷ってしまった場合は相場で良いと思います。

2018年の厄年の本厄は何年生まれ?

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さて、一番気になるのは自分自身の厄年はいつなのか?ですよね!

2018年の厄年にあたる人の中でも、一番慎むべき年とされている本厄は何年生まれの人なのかまとめてみました。

2018年男性の本厄は?

1994年(平成6年)生まれ・25歳(24+1)

1977年(昭和52年)生まれ・42歳(41+1)

1958年(昭和33年)生まれ・62歳(61+1)

男性は42歳が本厄の中でも大厄で、最も慎むべき年とされています。

2018年女性の本厄は?

2000年(平成12年)生まれ・19歳(18+1)

1986年(昭和61年)生まれ・33歳(32+1)

1982年(昭和57年)生まれ・37歳(36+1)

1958年(昭和33年)生まれ・61歳(60+1)

女性は33歳が本厄の中でも大厄で、最も慎むべき年とされています。

女性の61歳を厄年と考えるかは、地域によって異なるようです。


いかがでしょうか?

本厄の前後が、前厄・後厄になるわけです。

「うわぁ~2018年本厄だぁ~!」と思う人や、「あれっ!?いつの間にか本厄過ぎてるし!」と思った人もいるのでは?

一般的には、大厄はお払いをする人が多いようです。

参考にしてみてくださいね。

厄年には地域差がある!

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厄年の行事などについては、地域差があり神社やお寺ごとの差もあります。

通常厄年には数え年での年齢を使用しますが、有名な川崎大師では数え年ではなく満年齢で考えるようです。

先ほども言いましたが、61歳の女性を厄年とする地域もあったり、前厄・後厄は大厄のみにしかなく、大厄以外の本厄にはないと考える神社もあるようです。

また、厄年に厄払いをするだけではなく、地域ごとに厄払いの行事があることもあります。

その中には七五三を一緒に含める地域もあり、その場合は男性女性共に数え年で3歳が厄年の最年少年齢となります。

それ以外には、男性の25歳の厄年の数え方を「五五の厄年」として、掛け算で表現する風習なども地域によってはあります。

本当に地域によってさまざまですよね~!

あらためて、自分の住んでいる地域の厄年について調べてみようと思いました。

豆知識

厄年の人には、長いものをプレゼントすると良いとする地域が多くあります。

なぜかというと、昔の日本人の平均寿命は50歳ほどでした。

大厄とされる、男性42歳と女性33歳はもう人生の半ばを過ぎていました。

長いものには長寿を願う意味が込められています。

そのため、厄年以降に長生きが出来るようにとの願いを込めて長いものをプレゼントしています。

長いものとしては、昔は着物の帯などでしたが今とは時代が違います。

現代の長いものとしては、男性にはネクタイやベルト、女性にはネックレスやストール、マフラーなどが良いですね。

まとめ

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厄年についての由来や、厄払いなどについてのまとめはいかがでしたでしょうか?

厄年は人生で何度か経験するものですが、厄年に厄災が起こるという科学的な根拠はありません。

しかし、厄年の風習は根強いものですので、気にしなくても大丈夫と思っても気になる人は多いと思います。

厄年を気にして1年間を過ごすのであれば、厄払いをして安心感を持ちながら過ごした方が、充実した1年を送ることが出来そうですよね!

最後まで読んで頂き、ありがとうございました!

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