2019年1月14日(月・祝)は「成人の日」です!

成人の日は人生で一度きりの晴れ舞台ですので事件など起きて欲しくありませんが、近年は暴れる成人式が風物詩化してしまっており、例年ニュースでも取り上げられ残念でなりません。

2019年の成人式に事件が起こらないことを願うばかりです。

そこで今回は、2019年の成人の日を目前にして、成人式問題や過去に成人式で起きた事件などについてまとめてみました!

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成人式問題まとめ

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毎年騒がれている成人式問題についてまとめてみました。

成人式の趣旨の変化

成人式についての意識調査によると、成人式は「新成人が大人になったことを自覚するための行事」と元来の趣旨を理解している人がほとんどの世代で多くいることがわかりました。

しかし、新成人や20代などでは「同窓会のような行事」や、「スーツや晴れ着を着て、新成人が参加する行事」などの意見が3割ほどあり、成人式の元来の趣旨と参加者側の考えがかけ離れてしまっていることがわかります。

また、高校生や未成年層では「成人式に参加したい」との回答が82.7%、「成人式に参加したくない」との回答は17.2%となっており、参加したく理由としては「内容に興味がない」が最も多くなっています。

その反面、歌手などによるコンサートなどのイベントを「必要」とする回答は50%を超え、市長や来賓紹介なとについて「必要ない」との回答が全ての世代で過半数を超えています。

なるほど~、元来の趣旨と参加者の意識がかけ離れていることも成人式に事件が起きてしまう大きな要因になっていそうですね。

成人式の出席率低下

正式な成人式とは、一定の年齢に達した青年を行政などが祝福や激励をし、参加者は責任ある自立した社会人としてより良い社会の創造に貢献していくことを決意する場です。

要するに、大人になったことを自覚する場だということですね。

しかし、1970年代に受験競争が激化し浪人生が増加したことで、成人式と大学入試センター試験の日にちが重なるようになってしまいました。

近年では自治体が工夫をして出席率が上昇している地域もありますが、成人式に参加しなかった理由としては「仕事や勉強などで時間がなかった」という理由が最も多くなっています。

仕事であれば成人式の日に休ませてあげて欲しいと思ってしまいますが、そう甘くはないのでしょうか…。

都市化による地方の出席該当者の減少

都市化が進み都市部の成人式該当者は増加していますが、一方で地方の成人式該当者は減少しています。

地方では高校卒業後に大学進学や就職などで都市部へ引っ越してしまう者が多く、成人式の日は大学生は冬休みが終わっていますし、社会人であれば正月休みをとった後に成人式のためだけに帰省するのは…。

という状況でした。

そこで、地方では成人式をお盆期間に実施する自治体が増えていきました。

そして、成人式の案内状は住民票を基に送付されることが多いため、都市部へ引っ越した新成人には故郷の成人式の案内状が届かないこともあります。

もし、現住所と異なる市町村の成人式に出席希望であれば、自ら出席希望の市町村に申し出る必要があるようです。

お盆期間に実施する自治体が増えてきたとは言っても、この時期に行っても帰省が困難などとされお正月に成人式を行っている自治体もあります。

私の個人的な意見ですが、お正月の方が故郷に帰省する人が多いと思うので、成人の日と同じ1月ですしお正月に行うのは名案ではないかと思います!

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深刻なモラルの低下!

1990年後半頃までに公共事業の予算は増加し続け、成人式の式典が開催できる施設が都市部でも拡大していきました。

しかし、少子化の影響を受けて成人となる者が減少していき、1990年代末には都市部では成人式の式典会場に空席が見立つようになりました。

そして、空席の増加により従来会場内に入らずにいたような層が会場に入れるようになったことで、会場外で行われていて問題にもならなかったことが目に見えるようになってきました。

その問題とは、私語が収まらなかったり、会場内で携帯電話を使うなどです。

さらに一部では、新成人グループが会場内で暴れまわり式を妨害することもありました。

なかには、公務執行妨害での事件を中心として逮捕者が出るまでの騒ぎになったこともありました。

2000年以降になると成人の日が1月の第2月曜日に移り、学齢方式を成人の対象にする自治体がほとんどになりました。

すると、成人式が中学や高校の同窓会的な意味合いで捉えられるようになっていき、会場で久しぶりに会う友人との談笑などに熱中し、式典の式辞や講演に関心を示さず式典が騒がしくなるようになりました。

このため、本来であれば一人前の大人になったことを決意する場である成人式が、逆に若者のモラルの低下を見せつける場となってしまっているのです。

このような現象は、成人式での七五三現象と呼ばれています。

過去の成人式で起きた事件まとめ

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上記では成人式問題について説明しましたが、ここでは実際に成人式で起きた事件をまとめてみました。

2018年

①神奈川県厚木市で、成人式終了後に集団で暴走行為をした疑いで男性22人が検挙され、その後に警察は実際の暴走行為の様子をとらえた映像を公開しました。

検挙された21歳の男性を含む22人は、3台の車に分乗して信号無視や交差点内でのうずまき走行などなど…暴走行為を繰り返しました。

検挙された22人は全員容疑を認め、「成人式暴走に参加して目立ちたかった!」、「今回の成人式暴走は伝説になった!」などと話す者もいたのだとか…。

警察は2019年の成人の日は態勢を強化して警戒するとしています。

②2018年の成人式での事件としては、振袖の販売や着付け、レンタルなどを手がけていた「はれのひ株式会社」が成人式当日に店舗を突然閉鎖し、晴れ着が着られなくなった新成人が相次いだ「はれのひ事件」のことは忘れてはなりませんね。

まさか、成人式当日にこんな事件が起きてしまうとは…。

はれのひ事件については過去に詳しくまとめていますので、宜しければぜひこちらもご覧下さい!

はれのひ事件の社長の現在は?真相や被害額などわかりやすく説明します

2017年

①茨城県つくば市で、警備中だった警察官2人の制止を振り切って壇上に上がり式典を妨害したとして、公務執行妨害で19歳の少年が逮捕されました。

逮捕したつくば署によると、石井国土交通相の挨拶の際に19歳の少年を含む数人が壇上に上がり、大声を出すなどし警護していた警察官や市の職員らともみ合いになりました。

この妨害により、式典が約8分間中断するなどの混乱が生じました。

そして、これ以外にも会場周辺では改造車やバイクなどに乗り道路の真ん中で国旗を振り回すなどの暴走行為もありました。

②大分県で、定員5人のワゴン車に8人で乗り成人式の会場周辺の道路を運転したとして、道路交通法違反で現行犯逮捕されました。

なお、ワゴン車に乗っていた8人はいずれも新成人で羽織袴姿でしたが、式典には出席していませんでした。

2016年

①静岡県湖西市で、孫の成人式を見に来ていた夫婦を車ではねた疑いで新成人の男が逮捕される事件が発生しました。

過失運転致傷で逮捕された容疑者は、成人式会場の湖西市アメニティプラザの駐車場内で車を暴走させて、孫の成人式を見るために歩道を歩いていた69歳の夫婦をはねた疑いが持たれました。

事故にあった夫婦は骨盤骨折などの重傷を負い、容疑者は容疑を認めています。

過去に成人式で起きた事件をまとめてみましたが、これらはごく一部です。

今後、同じような事件がないようにしっかりとした対策が必要ですね。

沖縄県の成人式は毎年荒れると有名!?

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上記で過去に成人式で起きた事件をいくつかまとめてみましたが、 日本で一番成人式が荒れるのが沖縄県だと言われているのをご存知でしょうか。

沖縄県那覇市での成人式は1990年代頃からさすでに有名で、市の中心部で暴れる新成人が多かったと言われています。

これが全国的に報道されるようになるとその影響を受けてか、校区で分けて成人式を開催するようになりました。

そして、2012年の成人式では暴走族の新成人2人が現行犯逮捕される事件がありましたが、市街地の中心部に位置する国際通りで警官と衝突したため、事件がさらに大きくなりました。

なぜ、沖縄県の成人式では逮捕者が続出してしまうのでしょうか。

これは、伝統や地域性が関係していると言われています。

どうやら後輩が暴れるための場所を準備して、先輩である新成人がそこで暴れるようなんです。

そしてこのサイクルが毎年受け継がれているとのこと…。

しかし、逮捕されるまでの暴走を前から計画しているわけではなく、沖縄県の特徴であるお祝い事で飲酒することも大きく関係しているようです。

飲酒と言ってもかなりの量を飲むため、20歳になりお酒に免疫がない状態でたくさん飲酒し、酔っ払って暴れるということです。

そして、沖縄県に住む新成人たちは市街地の中心部の国際通りに集まる傾向があるため、そこで中が悪いグループと遭遇しトラブルの発生に繋がるとも言われています。

北九州市の成人式はド派手だけど事件なし!?

例年話題になる北九州市のド派手な成人式をご存知でしょうか。

ド派手な衣装に身を包んだ新成人が集結し話題になる成人式ですが、大騒ぎしている姿はテレビなどで紹介されますが、大きなトラブルは報告されていないそうです。

多くの新成人たちは同級生同士の目印となるグループ名や出身地が刻まれたノボリや横断幕を持ち込み、成人式ではなくもはやお祭り騒ぎとなっています。

いくつか画像を見つけましたので、ご覧下さい!

 

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いかがでしょうか。

もはや時代が違う気が…。

2016年には成人式を主催している北九州市が、「厳粛な式典にふさわしい服装で参加するように」と通達したものの、全く効果がなかったことから翌年は何も通達しなかったのだとか…。

ド派手な衣装を身に付けて参加しているのが恒例になっていたので、北九州市側も多めに見ているのかと思っていました(笑)。

人を見た目で判断してはいけないと言いますが、みなさんド派手な衣装からは想像できない好青年だったそうで、帰りにはごみ広いする姿もあったとか!

北九州市からの通達を無視するのはよくありませんが、今年の衣装を楽しみにしている人も多いのではないかと思います。

今年もニュースで、北九州市の成人式の様子を見ることができるのでしょうか。

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成人年齢の引き下げは成人式にも影響するの?

 

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2022年から成人年齢が20歳から18歳に引き下げられますが、成人式出席の年齢も引き下げられるのでしょうか。

日本財団の調査によると、未成年の7割が18歳では受験があり楽しめないため、従来と同様に20歳での成人式を希望していることがわかりました。

意外と現実的な意見ですね~!

また、18歳だとお酒も飲めないため大人になった実感がないのも大きいかと思います。

そもそも、成人式とは成人した年に行うものですので18歳になる年の1月に行われれば、高校3年生の1月で大学受験のセンター試験などと重なってしまいます。

本人は受験と重なり大変ですし、親の立場からすれば大学受験費用や入学費用以外に振り袖も準備するとなると金銭的にとても大変になります。

現在の時点では、成人式を18歳に行うことは確定しておらず関係者と検討する予定とされていますが、今後どうなっていくのか注目です。

まとめ

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2019年の成人の日を目前にして、成人式問題や過去に成人式で起きた事件などについてまとめてみましたが、いかがでしたでしょうか。

年々、成人式の在り方が変化しており事件まで起こるようになってしまっています。

もちろん真面目に出席している人が多いと思いますが、事件が起きてしまうと全体のイメージが悪くなってしまいますよね。

2019年の成人の日は1月14日(月・祝)ですが、成人式はその前日の1月13日(日)に開催される地域が多いと思われます。

2019年は成人の日での事件がニュースにならないことを願うばかりですね。

最後まで読んで頂き、ありがとうございました!

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