コロナの影響でマスクの価格が乱高下！価格変動についてまとめました

新型コロナウイルスの影響を受け深刻なマスク不足が社会問題となりました。

長く品薄状態が続いていたマスクでしたが、最近はドラックストアにマスクが売っていた！という声をよく聞くようになりました。

このマスク不足解消の声に、菅官房長官からは政府の布マスク(アベノマスク)配布のおかげとの声が！

本当なのでしょうか……。

今回は、新型コロナウイルスの影響によりマスクの価格変動などさまざまなマスク事情についてまとめてみました。

新型コロナウイルスの影響によるマスクの価格推移

新型コロナウイルス感染拡大の影響により日本では入国制限や学校の休校要請、外出自粛要請、イベントの中止や延期などさまざまな対策が発表されました。

そして、予防のためにマスクの着用が推奨されたためマスク不足が社会問題となりマスクの価格は急上昇し政府が3月15日にマスクの高額転売を禁止する事態に！

マスクの高額転売禁止に違反した場合、1年以下の懲役か100万円以下の罰金となります。

日本のマスク不足が始まったのは2月に入ってからで、日本国内の新型コロナウイルス感染者は30人以下でした。

マスク不足になった原因としては、国内で販売されている不織布マスクはその約7～8割が輸入されたもので、その約9割を占める中国からの輸入が大幅に減少したためだと考えられます。

複数のサイトで販売されているマスクの1枚あたりの単価を一覧できる「在庫速報.com」というものがあります。

それによると、2020年4月度のマスク価格の推移は4月24日時点でマスク1枚あたりの最安値は57円・平均単価が78円でピークとなりましたが、29日に最安値は49円・平均単価は66円に下落しました。

なお、ピーク時にはネットで1枚150円～200円で販売されていた違法なマスクもありました。

新型コロナウイルスが流行する以前は、50枚入りのマスクが約500円で販売されていたので1枚あたりの単価は約10円ほどでしたが、新型コロナウイルス感染拡大の影響を受けて、1枚あたりの平均単価は約8倍にまで急上昇しました。

現在、マスク不足は徐々に解消し5月21日時点でマスクの1枚あたりの最低単価が16円、平均単価は56円にまで下落しています。

そして、マスクを注文してから商品が届くまでに2～3週間かかることが多くありましたが、5月に入り即納の商品も増加し需要と供給のバランス改善傾向が見られました。

マスク不足が徐々に解消され価格の下落もあり、菅官房長官が5月20日の記者会見で「布マスクの配布により需要が抑制され、店頭のマスクの品薄状態や価格の改善に効果が出てきている」と説明しました。

これには、いまだに大半の世帯に布マスクが届いていないとの批判が多いから配布効果のアピールでは⁉との声も。

アベノマスクのおかげかの根拠は不明ですが、各方面からは中国での新型コロナウイルスの流行が3月中旬にほぼ終息し、国内で消費されていたマスクが輸出され始めた影響が大きいとの認識が多く見られました。

また、シャープなどの異業種メーカーのマスク生産参入も大きなインパクトを与えたことは間違いないかと思います。

新型コロナウイルスの影響によりマスク不足が社会問題となり、マスクの代用品として手作りマスクに注目が集まりました。

テレビやネットでは手作りマスクの作り方が取り上げられ、連日テレビで姿を見かける小池百合子都知事のデザイン性のあるおしゃれマスクも話題となりました。

ちなみに、すっかりトレードマークとなっている小池百合子都知事の通称「百合子マスク」は近所の方々から頂いたものだそうですが、コピー商品がフリマアプリなどで販売されているようです。

また、ボランティアでマスクを作り寄付する動きも見られ多くの人がマスク作りを始めました。

手作りマスクでウイルスを防ぐ効果はほとんどないとの声も多いですが、何もつけないよりは気持ち的にも安心感があると思います。

マスクが必需品となっている今、マスクがファッションアイテムのひとつになりつつあります。

新型コロナウイルスの影響によるマスク価格の推移などをまとめてみましたが、いかがでしたでしょうか。

マスクが必需品となり買い物をしていても、マスクを着けていない人がとても目立つ状況です。

マスク不足は解消され価格も下落しましたが、マスクを着けないで以前のような生活を送れる日が1日でも早く来てくれることを願います。

最後まで読んで頂き、ありがとうございました。