3月3日はひな祭りです!

女の子の健やかな成長を祈って、ひな人形や桃の花などを飾りとっても華やかなお祭りですよね~!

私は子供の頃お祝いされる立場でしたが、今では娘を持ちお祝いする側になってしまいました。(笑)

子供の頃、とっても楽しくて嬉しかった行事でしたので、同じように華やかにお祝いしてあげたいのですが、そこについてくのが子供たちの「なんで?」攻撃です。

「なんで、ひな人形を飾るの?」

「なんで、ひなあられを食べるの?」

など、なんで?攻撃が始まります。

親としては、子どもに聞かれたことはしっかり答えてあげたいのですが、ひな祭りとは何か、由来や歴史など考えてみると意外と分からないことばかり…。

そこで今回は、ひな祭りの由来や歴史などをまとめ、子供向けにも分かりやすい説明を考えてみました。

ひな祭りに「なんで?」攻撃に撃沈しないように、この機会に知識を頭に入れておきましょう!

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ひな祭りとは?由来や歴史について

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ひな祭りの由来や歴史について、まずは大人たちが理解しなければならないと思いますので、子供向けに説明する前に大人向けにまとめてみました。

ひな祭りとは

ひな祭りは、日本にある五節句の中の1つである「上巳の節句」にあたるものです。

五節句は1年に5回ある季節の節目の日で、季節の収穫物などをお供えして日頃の感謝や五穀豊穣を願った日でもあります。

ひな祭りは、ひな人形を飾って桃の花や白酒を供えて祝います。

これは、上巳の節句行事の「巳の日祓い」と「ひいな遊び」が長い年月をかけて一つに合わさったものなのです。

ひな祭りの由来や歴史とは

ひな祭りの起源はとても古く、古代中国にあった「上巳節」までさかのぼります。

中国では、川の水で身を清めてお祓いをする風習があって、それが上巳節の日なのです。

このお祓いの風習は、西暦300年頃の秦の時代から始まったとされていて、これがその後「曲水の宴」へとなっていきました。

曲水の宴とは、水辺で杯を流してたどり着く順に詩を詠んでいくものですが、詩を詠む前に杯が自分のまえを通り過ぎてしまったら、杯に入ったお酒を罰として飲むという宴です。

この、曲水の宴は水の精霊に対するお祭りで、水に悪い物を流してお祓いをするということが変化して宴になったとされています。

曲水の宴は、日本に遣唐使によって伝えられました。

日本に伝わると、もともと日本にあった身代わりの「形代」や「禊」といった信仰が上巳節と融合して、上巳の節句となり日本の文化として発展していきました。

上巳節句行事の「巳の日祓い」とは?

ひな祭りの由来の1つとなっている「巳の日祓い」とは、平安時代の貴族たちが3月の最初の巳の日に、陰陽師を呼びお祓いをした後に紙を人の形に切った「人形」(ひとがた)を、無病息災を祈って川に流した行事のことを言います。

この「巳の日祓い」は、あの有名な源氏物語の中でも、巳の日に光源氏が陰陽師にお祓いをさせたあと人形で体中を撫でて、船に乗せて流したという話もあります。

中国では、「巳の日祓い」の起源となった説としての話も残っています。

その話とは、漢の時代にいた徐肇(じょちょう)という男が、3人の女の子供を儲けたが3人とも3日以内に死んでしまい、それを悲しむ姿を見て村の人たちが酒を持ちながら、3人の亡骸を清めて水葬したという話です。

そして当時、庶民の間でも「巳の日祓い」とよく似た行事が行われていました。

3月は田植えが始まる季節のため、農耕を見守って下さる神様をお迎えして祀りました。

農耕作のために良くないものを祓い身を清めるために、人形を作って人間の身代わりとして、身体を撫でて悪いものを人形に移して流したのです。

とってもよく似た行事ですよね~。

これらの風習が、時代の流れと共に変化していき「流し雛」として定着していったのです。

上巳節句行事の「ひいな遊び」とは?

「巳の日祓い」と同じく、ひな祭りの由来となっている「ひいな祭り」とはどんな行事なのでしょうか?

「ひいな祭り」とは京都で生まれたもので、平安時代の貴族の女の子たちの間で行われていた、紙の人形を使ったおままごとで、紙の人形は男女が対になったものです。

最初は貴族の大人たちの遊びでしたが、子供たちの間にも広まりました。

「ひいな」は「ひな」の古語です。

ひな人形が誕生!

「巳の日祓い」の人形と、「ひいな遊び」の紙の人形が合わさり、男女対となった人の厄を受ける「紙立雛」が誕生しました。

この「紙立雛」が時代の流れとともに技術が進化するなどし「ひな人形」へと変わり、流すものではなく飾るものへとなっていきました。

室町時代には、男女対の豪華な人形を贈答する風習がありました。

この頃に、3月3日の夜まで人形を飾り翌日にお祓いをして人形をしまい、翌年にまた出すという習慣が生まれました。

ひな祭りが誕生!

「ひいな遊び」は京都から江戸へと伝わりました。

江戸で「ひいな遊び」が広がり3月3日に行われるようになったのは、1640年頃の寛永末期とされています。

1716年頃の享保以前には、「ひいな遊び」としばらく呼ばれていたものが、「ひな祭り」と呼ばれるようになりました。

それから、江戸幕府が上巳の節句を五節句の1つとして、女の子の節句と定めました。

この頃からひな人形は華やかさを増していき、現在では一般的となっている段飾りは、江戸時代から飾られるようになりました。

段飾りは初めから何段もあったわけではなくて、豪華になるにつれて二段、三段、四段…と段飾りをするようになっていきました。

初めは「内裏雛」(だいりびな)だけでしたので、本当に豪華になりましたよね~!

ひな祭りは、若い女性向けの行事でしたが、時代の流れとともに赤ちゃんが加わりました。

女の子が生まれると初節句としてひな人形を用意して、災いが起こることなく元気に美しく成長して幸せになれるようにと願いました。

そして、この風習が定着していきました。

ひな祭りとは、もともとお祓いのための儀式だったものが時代の流れとともに変化して、現在のような女の子の幸せや成長を願うお祭りになったんですね~!

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ひな祭りについて子供向けに説明するには?

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ひな祭りとは何かを子供向けにわかりやすく説明するために、ポイントをまとめてみました!


3月3日のひな祭りは、女の子の成長を願う日なんだよ~!

ひな人形は、子供たちのことを病気や事故から守ってくれると言われているんだよ。

だからね、女の子が元気に成長出来るように願いを込めて飾るんだよ。

昔はね、ひな人形を紙で作って悪いものを持っていってくれるように川に流していたんだって。

これは、「流し雛」って言うんだって。

今は、ひな人形を飾ってお祝いするお家が多いんだけど、昔と同じで「流し雛」をするところもあるんだよ~。


ひな祭りとは何かを、私なりに子供向けにわかりやすく説明してみましたが、いかがでしょうか?

ぜひ、参考にしてみてくださいね~!

ひな祭りに食べるものの意味は?

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ひな祭りとは何かは理解出来たと思いますが、ひな祭りに関連して食べるものもいくつかありますよね。

子供たちに聞かれても説明出来るように、この機会に一緒に覚えておきましょう!

ひし餅

ひし餅は、ひし形の3色のお餅で上から桃色、白色、緑色の3色です。

色にはそれぞれ、桃色=生命、白色=雪の純白、緑色=木の芽の意味があります。

ひし餅には、子供が健やかに育つようにとの願いが込められています。

ひなあられ

ひなあられも、3色でひし餅と同じ意味があります。

関東では円柱形で甘く、関西では丸形でしょっぱい味が一般的となっているようです。

ちらし寿司

縁起の良い具材がのっていて、お祝いにふさわしくて見た目も華やかなため、ひな祭りの定番になりました。

具材の意味としては、えび=長生き出来るように、豆=健康でまめに働けるように、れんこん=見通しがきくように…などがあります。

はまぐりのお吸い物

はまぐりの貝殻は、最初に対である貝殻でなければぴったりと合わないとされているため、良い夫婦を表しています。

そのため、娘が将来素敵な男性に巡りあって良い夫婦になれるようにとの願いを込めています。

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まとめ

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ひな祭りについてのまとめはいかがでしたでしょうか?

由来や歴史について詳しくまとめてみましたが、子供向けに説明するために簡単にポイントをまとめたものもありますので、ぜひ参考にしてみてくださいね~!

3月3日のひな祭りには、子供たちの健やかな成長を願って華やかにお祝いしてあげたいですね!

最後まで読んで頂き、ありがとうございました!

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