みなさんは、サンリオピューロランドに行ったことはありますか?

サンリオファンであれば、1度は訪れたい場所であることは間違いありませんよね。

1990年12月に都市型テーマパークとして注目され東京都多摩市にオープンしたサンリオピューロランドですが、開園から現在までの歴史の中でさまざまな変化をしてきました。

サンリオキャラクターたちが登場するショーやパレードもあり、子どもから大人まで楽しめる大人気のテーマパークとなっていますが、現在に至るまでにはどのような歴史があるのでしょうか?

そこで今回は、サンリオピューロランドのこれまでの歴史についてまとめてみました。

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サンリオピューロランドとは?

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サンリオピューロランドとは、株式会社サンリオの100%子会社の株式会社サンリオエンターテイメントが運営している、屋内型のテーマパークです。

Sanrio  Purolandを略して、SPLとすることもあります。

サンリオピューロランドは、東京都多摩市にありサンリオキャラクターがテーマになっています。

キャッチコピーは、「愛と夢とで、できた国」「世界でいちばんサンリオな場所」「ずっとすき。これからもだいすき」など、私なんかは声に出して言うのが少し恥ずかしくなってしまうようなものばかりです。(笑)

サンリオ好きにはたまらない、まさに夢の国ですね!

開園日は1990年12月7日で、敷地面積は45,900㎡です。

サンリオピューロランドは、全国初の屋内型テーマパークでもあり、世界的に見ても1989年7月12日に開園した韓国ソウルにあるロッテワールドに次いで2例目となっています。

世界的に見て2例目の屋内型のテーマパークだったとは知りませんでした!

開園からあと約2年で30周年になるサンリオピューロランドの歴史を振り返るために、まずは経緯をまとめてみました。

サンリオピューロランド開園までの経緯

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それでは、サンリオピューロランドの歴史を知るために経緯を振り返ってみましょう!

まず、テーマパーク構想は代表の辻社長が、昭和30年代初めにウォルト・ディズニーの映画「ファンタジア」を観て感銘を受けたことが起源となっています。

1985年、新規事業を検討するためプロジェクトを立ち上げて、住宅・都市整備公団から2万1000㎡の敷地を現在地の多摩ニュータウンに取得しました。

サンリオピューロランドは、株式会社サンリオの創業30周年を祝う事業の一環として、都市型テーマパークを建設することが発端となっています。

当時、多摩ニュータウンに取得した土地は配送センターと社員寮の建設を目的に取得したもので地価は約50億円だったとされています。

配送センターと社員寮を建設するために購入した土地にテーマパークを建設してしまうとは、発想の転換がすごいですよね!

サンリオピューロランドの基本計画を立てる上で参考にしたのは、当時の船橋ららぽーとに既に存在していたサンリオの屋内型のミニパークや、東京銀座にサンリオ本社直轄で開設していたサンリオ銀座ギフトゲートなどがあります。

どちらも既に閉鎖されています。

また、サンリオファンにとっては伝説のお店とされている田園調布に存在していた「いちごのお家」のノウハウも参考にしたとされています。

名前からしてどんなお家か気になりますが、ファンに惜しまれつつ既に閉鎖、解体されてしまって見ることができません。

とても残念ですが、画像がありましたので載せておきます。

その画像はこちらです!

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いかがでしょうか?

高級住宅地の田園調布に存在していたとはとても目立っていたかと思います。

実際に1度見てみたかったです。

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名前の由来

サンリオピューロランドの中心広場とさらている、ピューロビレッジなどはピエロが初めて登場したとされている、中世ヨーロッパのドイツの都市をモチーフにしています。

ピエロは、ジェスチャーやコスチュームで表現して周囲の人たちを楽しませるため、当初のコンセプトにぴったりでした。

そのため、当初は「ピエロ」の名称を使用して「サンリオ・ピエロ・ランド」と命名しようとしましたが、残念ながら「ピエロ」は既に商標登録されていました。

そこで、純粋さの英語読みの「ピュア」と「ピエロ」を組み合わせて「ピューロ」という造語を考えてサンリオピューロランドと1989年7月7日に命名されました。

起工式の開催

起工式は、1988年11月16日に行われました。

サンリオピューロランドの運営と経営は、建設着工から正式開園した後の1994年頃まで、サンリオの関連会社である「サンリオ・コミュニケーション・ワールド」が行っていました。

現在は、株式会社サンリオの100%子会社の株式会社サンリオエンターテイメントが運営していますが、独立した形の別会社が運営や経営を行っていたんですね。

サンリオピューロランドの設立時の仮称は「多摩サンリオコミュニケーションワールド」で、その後の正式開園までの仮称は「サンリオハートパーク」でした。

開園1年前に大型イベントが開催

1989年12月、サンリオピューロランドの開催1年前にパルテノン多摩・大ホールで「サンリオクリスマスファンタジー」という名の大型イベントが2日間だけ開催されました。

その内容としては、「サンリオクリスマスショー」や「ピューロの村のクリスマス」などキャラクターレビューショーでした。

また、1年頃に開園するサンリオピューロランドのアトラクションの紹介や、演目の紹介をミュージカル形式のレビューでつづったショーが行われて、その構成が開園後のパークに活かされることとなりました。

そして大型イベントの開園前には、周辺でハローキティやキキとララ、マイメロディなどのキャラクターが登場して屋外でのグリーティングが行われました。

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辻社長もびっくり!サンリオキャラクターが脇役に!?

開園間近になってから辻社長がピューロランドについての報告を受けた時に、ピューロキャラクターが主役でサンリオキャラクターが脇役となっていることが判明しました。

この事実には辻社長も驚いて、慌ててサンリオキャラクターを重要ポジションに就かせることにしましたが、時すでに遅し…。

ピューロキャラクターが中心に出来上がってしまった施設を大幅に変えることは不可能だったため、そのまま開園することとなりました。

現在はほとんど姿を見せなくなってしまったため、そもそもピューロキャラクターって何!?と思われる方もいるかと思いますが、ピューロランドをつくったとされている小人たちの総称です。

ピューロは8人いて名前はそれぞれ、キングハッピー、トゥウィンクル、トワイライト、キャプテン、ヤムヤム、チックトック、ティンカー、メロディとなっています。

気になる姿はこちら!

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いかがでしょうか?

ちなみにこの小人は、キングハッピーです。

勢ぞろいしている画像があれば良かったのですが、22年も前のキャラクターのためか色々探しましたが見つかりませんでした。

ここまで姿を見せなくなるとサンリオキャラクターではないのか?と思ってしまいますが、ピューロはサンリオキャラクターではありますがピューロランドのためのコンセプトキャラクターなんだそうです。

私自身も子供ころからサンリオは好きでしたし、娘もいるので今でも好きですがピューロのことは知りませんでした。

社長がディズニー映画に影響を受けたとのことですが、白雪姫の7人の小人に何処となく似ているような気が…。

開園前には、キャラクターの問題だけでなく建物の外観の色彩や夜間のライトアップの明るさのなどで地域住民から苦情が寄せられることもあったようです。

開園後から現在までのさまざまな変化

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1990年12月7日にサンリオピューロランドは開園しました。

開園当日には新聞やテレビのニュースなどでも取り上げられ、大きな注目を集めました。

開園後から現在までの歴史の中でさまざな変化をしていましたのでまとめてみました。

ロゴマークデザインの変化

サンリオピューロランドが開業時に制定されたロゴマークデザインとテーマパークの基本構想、ショーの制作の一部などはアメリカの「ランドマーク・エンターテイメント・グループ」社が担当しました。

開園時のロゴマークデザインは、知恵の木と西洋の城がモチーフにされたものでした。

この会社は、アメリカ内のテーマパーク各社のOBたちで結成された企業でした。

サンリオとランドマーク社のライセンス契約は1995年頃に切れましたが、その後ライセンス契約は更新されませんでした。

そのため、ライセンス契約が切れた後は、サンリオが独自に制定したロゴデザインとマークを暫定以降期間を経て、1998年1月頃から現在まで使用しています。

現在はのロゴマークデザインは、キティの顔とサンリオのロゴマークに準じたデザインになっています。

営業時間の変化

サンリオピューロランドが建設された地区は色々と制約があり、学習施設でないと営業の許可が認められなかったため、24時間営業が不可能なことや、カウントダウンイベントでも翌朝までの連続営業が不可能などの条件が現在でもあります。

そのため、2014年に行われたオールナイト営業では、翌朝4時に一旦クローズして再度パークをオープンさせました。

開園当初から1992年の初めまでは、仕事帰りの社会人もターゲットにしていたため、閉園時間は23時に設定されていました。

しかし、終電に乗り遅れた来園者などからの苦情もあり閉園時間を1時間短縮しました。

23時閉園だったのは、たった2年間でした。

終電に乗り遅れるのは、自己責任もあるかと思ってしまいますが…。

そもそも遅くまで営業している方が悪いという意見には勝てなかったのでしょう。

その後も閉園時間は変化し、現在は基本的には平日は17時、土曜日は20時、日曜日は18時までとなっています。

夏休みなどの長期休暇中などは変化するようです。

入場料金の変化

サンリオピューロランドでは、2014年4月1日の増税に合わせて入場料金の値下げをしています。

しかも、それまでは入場料金とアトラクションは別料金でしたが、入場料が廃止されパスポートに統一されました。

金額は、それまで4,400円だったものが平日の大人3,300円と大幅値下げとなり、土日祝日の大人でも3,800円となりました。

また、中人料金は廃止され3歳~17歳までは平日2,500円、土日祝日2,700円となりました。

それまでは3歳以下は無料でしたが、2歳以下が無料に変更されました。

3歳が有料になってしまったのは痛いところですが、近年値上げラッシュが多い中、嬉しい値下げですよね!

ディズニーランドと比べてしまうと、安い!の一言です。

開園当初は予約制だった

サンリオピューロランドは開園当初は混雑を防ぐためにも、完全に前売り予約定員制でした。

その後、予約に空きがある場合に限って、当日券の販売を開始しました。

現在はというと予約は不要となっていますが、繁忙期などはまれに当日券の販売が中止になることがあります。

その場合でも、前売り券を持っていれば入場することがでします。

 低迷期を経て大幅リニューアル

サンリオピューロランドは開園当初、若年層をメインターゲットとして、会社帰りの社会人などもターゲットとし、23時までの営業や酒類の提供もしました。

しかし、サンリオキャラクターが女の子向けのイメージがとても強く、男性にとって行きにくいイメージもできていました。

そのため、年間入場来園者数はオープン初年度の183万人がピークとなり、2013年度には115万人まで落ち込んでしまいました。

営業損益は5億円の赤字となり、低迷期が続きました。

そこで、2013年7月20日にサンリオピューロランドでは新エリアとなる「サンリオタウン」をオープンしました。

そこには、ハローキティのお家をモチーフにしたキティハウスや、マイメロディの世界観が体験できるアトラクションなどを新設しました。

その改装効果によって、2014年度前年比の106.0%の126万人となり、全国のテーマパークの入場数ランキングでも上位5位以内に入るなどの躍進を見せました。

また、これらの躍進には「ピューロのうわさ100」という、マニアックな情報をうわさとしてSNSで拡散したことも若者の入場者数の増加に繋がったようです。

2015年度は開園25周年の記念イベントなどを行い、前年比125.4%の158万人を記録しました。

さらに2016年度は180万人を記録して、開園初年度に迫る勢いを見せています。

今後も2020年の東京オリンピックが開催される年に向けて、50億円の工事費を投じてさらなる進化を目指しているようです。

サンリオピューロランドが今後どんな風に進化していくのか楽しみですね!

まとめ

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サンリオピューロランドの歴史などについてのまとめはいかがでしたでしょうか?

開園から現在に至るまでにもさまざまな変化をし、多くの人たちから愛されるテーマパークとなっています。

現在は、サンリオピューロランドといえばキティちゃんやキキとララなどを真っ先に思い浮かべますが、当初はピューロという小人のキャラクターが主役だったとは驚きました!

今後のさらなる進化にも期待ですね!

最後まで読んで頂き、ありがとうございました!

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