1980年代後半から1990年代前半にかけてのバブル経済の影響を受けて、企業や富裕層、一般人までを巻き込んでの消費ブームが起こりました。
バブル経済によって贅沢な資金を得た人たちは、土地や絵画、骨董品、高級輸入車、NTT株の公開に伴って一般投資家による投資など、とにかくお金を消費しました。
そしてこれらの消費ブームは、多くの伝説を残しています。
そこで今回は、バブル経済の影響で起きた消費ブームによって生まれた驚きの伝説をまとめてみました。
おったまげーの伝説が次々に出てきますよ~!
ちなみに、おったまげーはおったまげるの活用形で、同じバブル用語のぶっとびーよりも驚き度が高いらしいですよ(笑)。
バブル経済の影響を受けて起きた消費ブーム
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バブル経済の影響を受けて起きた消費ブームの背景には、2つの原因が考えられています。
①中小企業主に対しての融資がとても緩くになったこと。これは当時、本業以外で財産を増やすテクニックとされ略して「財テク」と呼ばれていました。
②一般企業に勤めていて新居を購入するためにコツコツ貯金をしていた世帯が、バブル経済の影響で土地の価格が急激に上昇したため、新居の購入を諦めて新車を購入したり、旅行に行ったりと消費に走ったこと。
この2つです。
バブル経済は、とにかくお金の流通が増えました。
このあとは、使い道がなくて持て余していたお金を消費していた時代に生まれた伝説を紹介します。
バブル経済に起きた消費ブームによって生まれた驚きの伝説!!
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日本企業最強伝説①ゴッホの名画『ひまわり』を落札!!
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1987年、安田火災海上保険(現在は損保ジャパン)がゴッホの『ひまわり』を58億円で落札し、日本の企業の名画狩りが話題になり伝説となりました。
58億円ですよ!
1億円でさえ想像がつかないのに、凄いです。
日本企業最強伝説②ロックフェラーセンターを約2,200億円で買収!!
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1989年10月、三菱地所がロックフェラーセンターを約2,200億円で買収しました。
ロックフェラーセンターは、アメリカのニューヨーク州ニューヨーク市ミッドタウンマンハッタンの5番街と6番街にある超高層ビルを含んだ、その他複数のビルからなる複合施設です。
これは、バブル経済時期の海外資産の買いあさりの象徴的な例とされて、アメリカ国民やニューヨーク市民の大きな反感を買いました。
日本企業最強伝説③F1チームを次々と買収!!
モータースポーツブームにのって、多くの日本企業がF1チームの買収を行いました。
フットワークやレイトンハウス、エスポ、ミドルブリッジなどの日本企業がF1チームの買収を行い、日本でF1ブームが起こりました。
また、F1チームのスポンサーにも多くの日本企業が名乗りを上げました。
名画狩りにはさらに上がいた!?伝説となった名画2点大人買い!!
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1990年5月15日、ニューヨークの競売会社クリスティーズのオークションでは、これまたゴッホの『ガシェ博士の肖像』が当時では史上最高価格の125億円で落札されました。
そしてその2日後には、サザビーズのオークションでルノアールの『ムーラン・ド・ラ・ギャレット』が史上2番目の高値となる119億円で落札されました。
ゴッホの『ひまわり』の58億円の落札で驚いていたのに、それをはるかに上回る金額です!
もう金額が大きすぎて、凄いのか分からなくなってしまいそうです(笑)。
しかも、この2点を落札したのは企業ではなくて、大昭和製紙の斉藤了英名誉会長期(享年79)で個人なんです。
その後「死んだらこれら2枚の絵と一緒に焼いて欲しい」と発言して、英仏の美術館から猛烈に批判されました。
エンパイアステートビルの所有権を日本人が持っていた!!
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実は、一時的ではありますがエンパイアステートビルを、日本人が所有権を得ていたことが伝説となっていす。
エンパイアステートビルは、アメリカのニューヨーク州ニューヨーク市マンハッタン区にある超高層ビルです。
それまでエンパイアステートビルの所有権は、プルデンシャル生命が持っていましたが、バブル崩壊の影響を受けて逼迫していた会社を建て直すために、1990年に新聞広告で宣伝して競売にかけられました。
なんと、新聞広告で宣伝とは!!時代を感じますよね(笑)
その時に4000万ドル台の提示された価格で買収したのが、日本人実業家の横井英樹です。
横井英樹は、ホテルニュージャパンのオーナーもしていた人物で、それ以外にも何かと話題になる人物でした。
アーティストである「ZEEBRA」が横井英樹の孫にあたるという話も有名となっています。
値段が高いから売れた!?伝説のシーマ現象!!
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バブル経済だった当時は、お金がありあまっていた時代です。
バブル経済の影響を受けて、土地の値段は上がりすぎてしまい、土地の購入は諦めて車の購入に流れた人も多くいました。
しかしそこはバブル経済です。
いくら土地の購入を諦めたとはいえ、良い車だからという理由ではなくて、値段が高いからという理由でシーマが売れて、シーマ現象が起こり伝説となりました。
高いものじゃないと買わなかったのが、バブル経済が影響して起きた消費ブームなのです!
日本にもこんな時代があったなんて、凄いですよね!
バブル経済時期はクリスマスも伝説に残るものだった!!
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今年ももうすぐクリスマスの時期が近づいてきましたね!
バブル経済時期には数々の伝説が生まれた、消費ブームが起こったことはもう分かりましたよね。
そんな日本の好景気を反映して、恋人たちのビックイベントであるクリスマスもやっぱり凄いことになっていました。
クリスマスは高級店でディナー&高級なプレゼント&夜景の素敵なホテルで一夜を過ごすのは当たり前!!
男性はクリスマスのために、高級レストランの予約や、高級プレゼントの確保、高級ホテルの予約をクリアしなければ、男性失格のレッテルをはられてしまうほど、重要なイベントになっていました。
富裕層のみなさんは、これらを楽々こなしていたかと思いますが、当時はバブル経済です。
普通のサラリーマンや、大学生たちまでもが、これらのトレンドに乗ってクリスマスは大騒ぎになりました。
予約を目指すべき高級レストランは…
男性たちがクリスマスのために予約を目指すレストランは「マキシム・ド・パリ」や、「サバティーニ・ディ・フィレンツェ」というような、さらっと言えないような高級レストランです!
コース料理で時間がかかるため、お店に入れるのは、もちろん予約勝負に勝ったカップルのみです。
コース料理の終盤のデザートのタイミングで、各テーブルの男性たちがプレゼントを取り出すという今では想像出来ない光景が見られました。
確保すべき高級プレゼントは…
バブル経済当時、女性に贈るプレゼントで有名だったのは、ティファニーのオープンハートでした。
そのため、クリスマス前のティファニーはプレゼントを確保すべく、男性たちの長蛇の列が出来ました。
なんと、ティファニーで入場制限が起きることもあったようです。
しかし、このティファニーのオープンハートは定番のプレゼントだったため、より高価なプレゼントを欲しがる女性も多くいました。
予約すべき高級ホテルは…
クリスマスに予約すべき高級ホテルは、赤坂プリンスホテルや東京ベイヒルトン、シェラトン・グランデ・トーキョーベイ・ホテル、苗場プリンスホテルなどでした。
このような高級ホテルでも、当時は3ヵ月前に予約しないと確保出来ない状況でした。
日本中が浮かれていたバブル経済時期の、恋人たちのビックイベントが盛り上がらないわけないですよね!
女性は羨ましいかもしれませんが、男性は大変なクリスマスでしたね(笑)。
まさに伝説の、現在とは比べものにならないくらいのクリスマスでした。
まとめ
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バブル経済の影響で起きた消費ブームによって生まれた驚きの伝説をまとめはいかがでしたでしょうか?
おったまげーな伝説ばかりでしたよね。
当時の景気がどれだけ良かったのか、その凄さが伝わってきますよね!
私もバブル時代を体験してみたかったです。
良いことばかりは続かないという、教訓にするべきなのでしょうか。
でも、やっぱり羨ましいな…(笑)。
最後まで読んで頂き、ありがとうございました!