みなさんは脳腫瘍とはどんな病気かご存知ですか?

悪性腫瘍と言えばガンと言われており、胃には胃ガン、肺には肺ガンがありますが脳には脳ガンと呼ばれるものはありません。

脳腫瘍というあまりにインパクトの強い言葉から、発症したら絶対に治らない病気だと思っていないでしょうか。

実は脳腫瘍には良性と悪性があり、良性で手術により全て摘出することが出来れば治癒が可能とされている病気でもあります。

自分は大丈夫だと思っていても、いつ何が起こるか分かりませんよね。

そこで今回は、脳腫瘍について初期症状や原因、治療方法、余命、脳腫瘍を発症した有名人などについてまとめてみました。

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脳腫瘍とは?

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脳は脳を保護するための頭蓋骨という骨に囲まれています。

さらに、頭蓋骨の内側には髄膜という膜もあり覆われています。

脳は大きく分けると、大脳や小脳、脳幹に分けることが出来ます。

脳腫瘍とは、頭蓋骨の中にできる腫瘍の総称のことで、脳や脳の周辺の組織から生まれた「原発性脳腫瘍」と、他の臓器で生まれたガンが血液の流により脳まで運ばれてきた「転移性腫瘍」があります。

原発性脳腫瘍が約82%で、転移性脳腫瘍が約17%となっています。

脳腫瘍には、良性と悪性のものがあります。

脳から生まれた腫瘍は、多くの場合は悪性の腫瘍になり、グリオーマと呼ばれる神経膠腫(しんけいこうしゅ)や、髄芽腫などがあります。

それとは逆に、脳の周辺のものから生まれた腫瘍はほとんどが良性で、髄膜腫や、神経鞘腫(しんけいしょうしゅ)などがあります。

脳腫瘍は大人の場合、悪性の腫瘍は約1/3ですが、子どもの場合は良性の髄膜腫や神経鞘腫が少ないため、約2/3が悪性の腫瘍となっています。

脳腫瘍の発症率は1万人に1人ほどで、ガン全体で見てみるとガン患者さんの100人中5人以下の割合となっています。

しかし、子どもだけで見てみると脳腫瘍は白血病の次に多くて、子どものガン患者さんの5人中1人の割合となっていて、子どもの脳腫瘍は珍しい病気ではありません。

多くのガンはその状態をステージという言葉で表しますが、脳腫瘍の場合はWHO(世界保健機関)が定めた4段階のグレード1~4で表されます。

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グレード1は、手術で全て摘出することが出来れば再発の可能性はほぼなく、グレード2、3、4の順番で悪性度は増していきます。

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脳腫瘍になる原因は?

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脳腫瘍の発生原因は、遺伝子の変異とされていますがそれ以上のことは不明となっています。

発生原因は不明ですが、脳腫瘍の進行を助長するものとしては、過度のストレスや喫煙、高脂肪や高たんぱく食品の過剰摂取などがあります。

その他に、身内に脳腫瘍を発症した人がいる場合や、他の臓器にガンがある場合は脳腫瘍発症のリスク高くなるとされています。

脳腫瘍の初期症状は?

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脳腫瘍の初期症状としては、頭痛や吐き気があります。

何の病気に関しても、初期症状は分かりにくいと言われていますが、頭痛は初期症状として2割の人が感じているようです。

頭痛の原因とされる頭蓋圧は一日中一定ではなく、睡眠中にやや高くなります。

そのため、頭痛の症状は朝起きたときに強く出るため、日中は頭痛が改善する傾向があります。

朝方だけの頭痛で病院を受診するのも…。と思ってしまいそうですが、早期発見のためには頭痛を甘くみてはいけませんね。

頭痛に伴って起こる症状に吐き気がありますが、小児の場合は頭痛を訴えることが出来ないため、嘔吐はとても重要な症状となっています。

この場合の嘔吐は、吐き気がなくても突然噴射するような嘔吐もあり、放射性嘔吐と呼ばれています。

普段の嘔吐とは明らかに違う様子で驚いてしまいそうですが、頭痛と同様に朝方に多く見られます。

初期症状は脳腫瘍が小さいうちは症状も分かりにくいですが、腫瘍の場所によってもさまざまです。

初期症状に気づかずに病状が進行してくると、視神経の異常が出てくる可能性もあります。

視神経の異常は脳腫瘍が大きくなったことにより脳内圧が高まって、脳ヘルニアにより動眼神経が圧迫され瞳孔の収縮の異常が起こるとされています。

瞳孔不同による症状はかゆみや痛みなどではなく、かすみ目や物が二重に見える複視などの視力異常があります。

脳腫瘍の検査方法は?

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脳腫瘍の検査方法は、まず症状の経過などについて問診で詳しく聴き、その後専門的な診察や脳神経機能の検査などを行っていきます。

検査はCTやMRIなどによる画像検査で、腫瘍の大きさや位置を確かめて、脳血管造影検査を行う場合もあります。

CT、MRI

CT、MRIは磁気を利用し頭蓋骨の内部を描き出して腫瘍の有無を調べる検査です。

この検査では、造影剤を静脈から注射して病気をより明瞭に描き出します。

造影剤とは、画像診断で画像に白黒の差を付けたり、特定の臓器を強調するために投与される医薬品のことです。

脳血管造影検査

脳血管造影検査とは、造影剤を使用してX線で脳血管の流れを撮影する検査のことです。

この検査では、大腿部か肘の動脈にカテーテル(細い管)を挿入して造影剤を注射し、血管の異常と腫瘍の関係を調べます。

※これらの検査によって、脳腫瘍である場合は腫瘍の種類や発生部位などを推測することが出来ますが、診断を確定するために腫瘍組織の細胞を採取して顕微鏡で観察する病理検査が行われます。

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脳腫瘍の治療方法は?

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脳腫瘍の治療方法には、①外科的摘出術(手術)、②放射線治療、③化学治療(抗がん剤治療)の3つが基本となります。

脳腫瘍には色々な種類があるため、病理検査によって腫瘍の組織が確定されたら、その腫瘍の組織に対応した個別の治療を行います。

①外科的摘出術

脳腫瘍の治療方法で最も有効なものは、外科手術によって腫瘍を全摘出することです。

多くの場合、良性腫瘍は手術をすれば治癒が可能とされています。

しかし、良性腫瘍であっても手術によって麻痺や言語障害などの障害を生じさせる可能性がある場合には、全摘出が出来ないこともあります。

以前は手術をする者の経験に頼る部分が多くありましたが、近年は手術中にナビゲーションシステムを利用し正確な腫瘍の位置を確認することが出来ます。

その他にも正常組織に浸潤している神経膠腫を可能な限り摘出するために、腫瘍細胞を発色させる術中蛍光診断なども行っています。

近年の医療の進歩によって、脳腫瘍手術の成功率や安全性が高まっています。

②放射線治療

脳腫瘍が悪性の場合、外科的摘出術では腫瘍細胞の全てを摘出することは難しいため、放射線治療が行われます。

しかし、脳腫瘍が良性の場合でも再発を繰り返している場合は、放射線治療が行われます。

放射線治療は2種類あり、①通常分割外照射と②定位置照射があります。

①通常分割外照射

通常分割外照射とは、正常組織に浸潤して発育する神経膠腫に適応し、必要な総線量を20~30回に分割してかなり広い範囲を照射する放射線治療です。

これにより、正常脳組織への影響を最低限に抑えることが出来ますが、総線量を分割するため治療日数は1ヶ月~2ヶ月程かかります。

②定位置照射

定位置照射は近年開発された放射線治療で、この中にはガンマナイフやサイバーナイフ、エックスナイフと呼ばれる装置があります。

この治療方法には、再発を繰り返している良性腫瘍の髄膜腫や神経鞘腫、もしくは転移性脳腫瘍が適応しています。

これらの腫瘍は神経膠腫と違って正常組織との境界がはっきりしているため、定位置照射により腫瘍組織のみに照射することが出来ます。

そのため、正常組織へ照射してしまうことはありませんが、適応するのは腫瘍の直径が3cmまでとされています。

③化学治療

化学治療は、外科的摘出術の後に放射線治療と併用もしくはその後に、抗がん剤を用いて悪性腫瘍に対して治療を行います。

しかし、全ての脳腫瘍が抗がん剤に適応しているとは限りません。

そのため、病理検査で脳腫瘍の組織型を正確に診断することがとても大切となります。

脳腫瘍と診断されてからの余命は?

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脳腫瘍と診断されてからの余命はどのくらいあるのでしょうか?

まず、脳腫瘍が良性腫瘍で手術で完全に摘出された場合、術後に合併症などがなければ5年生存率はほぼ100%となっています。

ガン治療ではよく5年生存率という言葉を使用しますが、5年生存すれば治癒したと見なされています。

良性腫瘍でも、一部を取り残した場合は再発の可能性もあり、なかには再発時に悪性に転化するものもあり油断は出来ません。

悪性腫瘍の場合は、一部を除いて余命は短いとされています。

神経膠芽腫の場合は、手術後の余命は平均して17週間で、放射線治療や抗がん剤治療などを駆使したとしても、1年生存率は約60%、2年生存率は約17%、5年生存率は数%となっています。

悪性腫瘍の場合は、手術後の補助療法を迅速かつ的確に受けるかが余命を延ばすカギになります。

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脳腫瘍を発症した有名人は?

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脳腫瘍を発症した有名人もいらっしゃいましたのでまとめてみました。

・俳優の松方弘樹さん(享年74歳)

脳腫瘍の一種である中枢神経系原発悪性リンパ腫によって亡くなりました。

一般的には脳リンパ腫と呼ばれています。

脳リンパ腫は、脳腫瘍の中でも3%ほどの極めて珍しい病気で、日本では10万人に1人とも言われているほどの病気です。

・女優の岸田今日子さん(享年76歳)

脳腫瘍による呼吸不全のため、2006年1月に脳腫瘍が発見され入院して、その後12月に亡くなりました。

・歌手の丸山夏鈴さん(享年23歳)

小学生の時に脳腫瘍を発症し、合計7回もの脳腫瘍摘出手術を行いました。

その後、肺に転移してしまい肺ガンにより2015年5月に亡くなりました。

・プロ野球選手の盛田 幸妃さん(享年45歳)

1998年8月に、ゴルフボール大の髄膜腫が発見され9月に摘出手術を受け成功しました。

数年後、脳腫瘍が再発し手術と転移を繰り返すようになり、2015年10月に転移性悪性腺腫のため亡くなりました。

・レゲエミュージシャンのボブ・マーリー(享年36歳)

レゲエの神様とも呼ばれるボブ・マーリーですが、悪性皮膚ガンのメラノーマを発症し親指切断を治療方法として勧められましたが、宗教的な理由で拒否し、部分切除を行いました。

その後、腫瘍が全身に転移して手が付けられないほどになってしまい、最終的には脳腫瘍とガンの肺の転移によって亡くなりました。

・連合赤軍最高幹部の永田洋子さん(享年65歳)

公判中に脳腫瘍を発症し獄中で闘病生活をしながら、絵を描く芸術療法で修養していましたが2011年に亡くなりました。

・プロ野球選手の山崎福也さん(25歳)

高校入学前の2008年に、健康診断により脳腫瘍が発見されましたが、手術をうけて見事に克服しました。

・ミュージシャンの川島道行さん(享年47歳)

ロックバンドBOOM BOOM SATELLITESのボーカルの川島さんですが、28歳の時に脳腫瘍を発症し、以来5回の再発を繰り返し2016年に亡くなりました。

・歌手の北山陽一さん(44歳)

ゴスペラーズのメンバーの1人である北山さんですが、脳腫瘍を発症し治療していました。

さだまさしさんの長女で、ピアニストの佐田詠夢さんとご結婚されたことでも以前話題になりました。

良性腫瘍だったこともあり、術後も良好で現在は見事に復帰しています。

脳腫瘍を発症して亡くなられた有名人の方々のご冥福を心よりお祈りいたします。

まとめ

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脳腫瘍についての初期症状や原因、余命、脳腫瘍を発症した有名人についてのまとめはいかがでしたでしょうか?

脳腫瘍の発症原因は現在もはっきりとは分かっていません。

そのため、定期的に健康診断を受けるなどして、万が一に備えるしかありません。

一昔前まではガンと言えば、不治の病とのイメージがありましたが、現在は医療の進歩により早期発見であれば完治も目指せる病気となっています。

脳腫瘍の初期症状は、頭痛や吐き気など風邪かも…。と思ってしまいそうなものもありますが、重い病気の可能性もあることをもう一度確認しなければならないと思いました。

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