11月になり少しずつクリスマスムードがただよってきましたねぇ~!

クリスマスが終わるとあっという間に1年が終わりお正月がやってきますが、みなさんはお正月におせち料理を召し上がりますか?

日本の伝統でもありますので、お正月にはおせち料理を囲んで新年を祝いたいものですね!

新年を祝うお供のおせち料理ですが、新年早々悲しい気分にさせられたグルーポンのおせち事件をご存知でしょうか?

おせち事件とは、グルーポン上でバードカフェが販売したおせち料理が、写真とは大幅に異なる中身がスカスカの状態で配達されてしまった事件です。

おせち料理を楽しみに待っていた方たちの気持ちを考えると怒りがこみ上げてきます。

二度と同じような事件が起きてはなりませんね!

そこで今回は、もはや伝説の!?バードカフェのスカスカおせち事件についての真相や、バードカフェ社長の現在に迫ってみました!

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おせち事件の概要

出典:https://www.google.co.jp/imgres?

それでは、おせち事件の概要についてわかりやすく解説していきますね!

2010年末、神奈川県横浜市で水口憲治氏が社長を務める「株式会社外食文化研究所」が運営するバードカフェが、グルーポン・ジャパン(以下=グルーポン)を通して、定価の半額という設定で1万円でおせち料理の宅配セットを500セット販売しました。

グルーポンとは?

グルーポンとは、世界的規模で運営されている共同購入型クーポンの提供企業のことで、一定の購入者が集まってから初めて契約が成立し共同購入型クーポンを提供します。

このクーポンが成立した時点で購入となり、代金が請求される仕組みになっています。

おせち事件が発生した頃のグルーポンは、個人情報の紛失やショップに無断でクーポンを販売するなど営業状況に問題はありました。

おせち事件当時はグルーポンが創業してからまだ2ヶ月だったこともあり、運営体制は完全に整っていなかったようです。

しかし、おせち事件はグルーポンよりもおせち料理の製造と販売をしているバードカフェに問題がありました。

バードカフェのずさんな営業実態

おせち事件が発生した頃、バードカフェは横浜と湘南の二店舗で営業していました。

おせち事件のおせちの調理現場が撮影された写真も残されていますが、調理場にも関わらずにマスクや帽子、手袋などを付けずにおせちの盛り付けをしている衝撃の光景が残されていました。

一般的なおせち料理の盛り付け現場は…

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異物混入などがないように、このようにしっかりと身だしなみをきちんと整えています。一方バードカフェでは…

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一瞬、ワイワイ騒いでいるのかと思ってしまうほど、おせち料理の盛り付けをしているようには見えません。

素手の人や、ジャケットを着用していたり、マスクや帽子などは誰も着用せず衛生面の管理が酷すぎますね。

そして、このおせちの盛り付け現場にて完成されたおせち料理の見本がこちら!

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とっても豪華ですよね~!

これならば、1万円で購入する方が多くいらっしゃったのもうなずけます!

このおせち料理は、グルーポン上に「バードカフェ 謹製おせち」として2010年11月25日~11月27日正午まで出品され、配送は12月31日の予定でした。

4人分33品のおせち料理で、通常価格が2万1,000円ですがグルーポン上で規定の人数が共同で購入すれば、半額の1万500円で購入可能との内容でした。

おせち料理は季節物ですので、そもそも通常価格なんてないはずですが…。

そして、実際に配達され「傷んでいる」や、「見本と違いすぎる」などの苦情が発生したおせち料理がこちら!

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いかがでしょうか?

見本と全く違いますし、箱に比べて中身が少な過ぎてスカスカですよね。

このおせち料理を購入した方が写真をTwitter上で公開したため、多くの人たちが目にすることになり騒動に発展したわけです。

なかでも、4人分なのに6Pチーズが1個だけ転がっている!酷すぎワロタwwとネット上でチーズがネタになってしまったようです。

いや~、私自身がこのおせち料理を購入したと考えたら…。

怒りと悲しみで爆発してしまいます。

また、配送予定の12月31日に届かなかったとの報告もあったようです。

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おせち事件の発生原因は?

おせち事件発生後、バードカフェを経営していた株式会社外食文化研究所が、おせち事件の発生原因を「キャパシティーオーバー」であったことを認めました。

なんと!本来であれば100セット限定であったものを、500セットも販売してしまったことから食材が足りなくなり、費用が増えてしまったためクール便の利用もしなかったそうです。

つまり、予算内で購入者全員におせち料理を強引に届けてしまった結果、おせち事件が発生したわけです。

謝罪を発表!

2011年1月5日、グルーポンが謝罪を発表しました。

その内容とは、購入者に販売金額の1万500円を返金した上で、5,000円相当のお詫びの品を送ることを決定したとの内容でした。

そして、2011年1月6日までに横浜市や神奈川県及び農林水産省が製造元に立入検査をしました。

2011年1月8日には、消費者庁が外食文化研究所の事情聴取を行うことを決定しました。

その後、2011年2月22日に消費者庁が「景品表示法の優良誤認及び有利誤認にあたる」として、外食文化研究所に措置命令を行いました。

そして、グルーポンに対して価格表示が景品表示法違反を発生されることのないように、ウェブサイトの運営に留意するように要請しました。

バードカフェのその後は?元社長の水口憲治氏の現在は?

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バードカフェは、水口憲治氏が社長を務め横浜と湘南に2店舗を構えていましたが、おせち事件後に購入者への返金などに3,000万円の費用が必要になり閉店することになりました。

そして事件の責任を取り、水口憲治氏も社長を辞任することになりました。

その後、外食文化研究所はしばらくおとなしくしていたのかと思い調べてみると、騒動翌月の2011年2月には横浜店の跡地に「THE  GRANCH」が、湘南藤沢店の跡地には「フジサワキッチン」との名のお店が入りました。

しかし、THE  GRANCHの方はバードカフェが店名を変えただけであることがネット上で広まり炎上したため、オープンすることはありませんでした。

もう一方のフジサワキッチンも店内の内装すら変えていないことがバレて開店しないのでは?と思われていましたが、2011年3月11日に東北地方太平洋沖地震が発生すると注目から外れ状況が変化したようです。

2011年3月には「フジサワキッチン」がオープンし、横浜店の跡地に「OKANO HOUSE」がオープンしました。

しかし、結局「OKANO HOUSE」もバードカフェが店名を変えただけであることがホームページのURLからばれてしまいました。

すると2012年1月に店名を変え、同月末にまた店名を変えましたが、2012年4月に閉店しています。

一方の「フジサワキッチン」はというと、好評で続いていましたが2013年1月に閉店となりました。

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2014年に食中毒が発生!

バードカフェ閉店後は、店名を変えては閉店するを繰り返していましたが、神奈川県内に続々と新店をオープンさせると売り上げも好調になっていきました。

そして社名を「外食文化研究所」から「SURF CAPP inc.」に変更して、おせち事件も風化されていくのかと思いきや…2014年7月に今度は食中毒事件が起こり世間を騒がすことになりました。

食中毒事件は、SURF  CAPP inc.が運営する「串焼BAR  プクプク」で男女6人が焼鳥やから揚げなどを食べ、加熱不十分が原因で発生する「カンピロバクター」が原因で食中毒を発生してしまいました。

この食中毒事件で再びおせち事件が思い出されることになり、「水口憲治の店が食中毒に!」と騒がれました。

2014年おせち料理復活!

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2011年のお正月にスカスカなおせち料理で世間を騒がせましたが、2014年末に再びグルーポンにて「ぎゅうぎゅうおせち」をキャッチコピーとしておせち料理を復活させました。

完全に騒動を逆手に取っていますよね…。(苦笑)

この年販売されたおせち料理は17種類あり、約2500個を販売しました。

そして、購入した人がネット上に写真をアップし、「本当にぎゅうぎゅうだな!」とこれまた話題になりました。

もう、何をやっても話題になりますよね!

水口憲治氏がテレビ出演!

それまでは逃げ回っていたのでしょうか?
メディアには姿を見せなかった水口憲治氏ですが、2015年になるとテレビに出演し再び世間を騒がせました。
テレビ出演の中でも私が思わず笑ってしまったのが、「食品偽装問題」を特集した番組で専門家に話を聞いたとするVTRに水口憲治氏が登場したことです。
食品偽装問題専門家って…。(笑)
出演した番組では、おせち事件のトラブルが起きた原因を聞かれていましたが、「そもそも500セットも作る実力がなく、完全におせちをなめて軽く考えていましたね。企画として面白そうだと安易な気持ちで進めてしまった。」と淡々と語っていました。
おせち事件後は色々苦労をしていたのかなと思っていましたが、実はご自身で新しい会社を立ち上げて14店舗の飲食店を経営していました。
そして、テレビ出演をした2015年当時の話ですが、年商7億円で年収は約1500万円の経営者となり活躍していました。
水口憲治氏はVTRの中でおせち事件について、「大変なご迷惑をおかけして申し訳ありませんでした。」と丁寧に謝罪していました。
VTRの最後におせちとは何か?と聞かれて、「スカスカにしてはいけないもの。」としっかりとオチまでありました。(笑)
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おせち料理のフィギュアが登場!

話題のニュースに飛び付いてそれを商品化することはいつの時代もあることだと思いますが、おせち事件で大問題となったおせち料理がフィギュアになり再び世間を騒がせていました!

そのフィギュアは、「ワンダーフェスティバル2011冬」に12分の1の大きさで登場しました。

気になるお値段は1個2,000円で、わずか20分で完売するという大人気ぶりだったそうですね~。

このフィギュアをなぜ再現しようと思ったのかは分かりませんが、完成度は素晴らしいです!

その気になるフィギュアの画像がこちら!

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思わず凄い!と言ってしまう再現度は素晴らしいですよね。

購入者がすぐさまTwitter上にフィギュアの写真をアップして、フィギュアになっても6Pチーズの存在感はスゴい!と再び話題になったのだとか…。(笑)

このフィギュアを見ても、おせち事件のおせち料理がどれほど衝撃的な商品だったのかも分かりますよね。

バードカフェの元社長水口憲治氏の現在は?

2015年頃にメディアに顔を出していた水口憲治氏ですが、現在は何をしているのでしょうか?

調べてみると、水口憲治氏は現在も「SURF CAPP  inc」の社長を努めており、居酒屋やイタリアンバル、パンケーキ店などを運営しいずれも評判は上々のようです!

2015年、テレビ出演をした時に飲食店の経営者として活躍していることを明らかにしていましたが、その後も順調に活躍されていたということですね~!

おせち事件や食中毒と同じような事件は二度と繰り返さないように、これからも頑張って頂きたいですね!

まとめ

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バードカフェのスカスカおせち事件についての真相や、バードカフェ元社長の現在に迫ってみましたが、いかがでしたでしょうか。

おせち事件は、おせち作りを甘く考えて手を出してしまったバードカフェだけでなく、グルーポンも事件の元凶でした。

私も消費者の立場として、高い割引率や低価格につられて商品を購入しないようにしなくてはとあらためて考えました。

しかし、バードカフェ元社長の水口憲治氏の復活力には驚かされました!

この先、おせち事件のような事件が繰り返されないことを願うばかりです。

最後まで読んで頂き、ありがとうございました!

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