平成に起きた事件を思い出してみると、本当に現実かと思うような衝撃的な事件がたくさんありました。
インターネットの普及により便利な世の中にもなりましたが、それを悪用した事件も少なくありません。
そこで今回は、私の独断と偏見で平成に日本で起きた事件を衝撃度でランキング形式にまとめてみました!
平成に日本で起きた事件・衝撃度ランキングベスト10
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それでは、『平成に日本で起きた事件・衝撃度ランキング10』を第10位から紹介していきます!
第10位・平成7年『沖縄米兵少女暴行事件』
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第10位は、平成7年(1995年)9月4日に発生した、沖縄県に駐留するアメリカ海兵隊員2名とアメリカ海軍隊1名が、12歳の小学生の女の子を拉致し集団強姦した『沖縄米兵少女暴行事件』です。
この事件では、「アメリカ兵の関与が明らかでも、起訴に至らなければ身柄を日本に引き渡すことができない」という日米地位協定の取り決めにより実行犯3人の身柄が引き渡されなかったことでも大きな問題になりました。
そして、沖縄県民の間でくすぶっていた反基地感情や反米感情が一気に爆発し、日米地位協定の見直しだけでなくアメリカ軍基地の縮小や撤廃要求運動にまで発展することに!
沖縄基地問題が大きく注目される大事件でした!
第9位・平成29年『座間9遺体事件』
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第9位は、平成29年(2017年)10月31日に発覚した死体遺棄事件の『座間9遺体事件』です。
この事件は、犯人の男が住んでいた神奈川座間市緑ヶ丘のアパートの室内で、若い女性8人と男性1人の合計9人とみられる複数人の遺体が発見された、とても衝撃的な連続殺人事件です。
現在まだ捜査継続中の事件ですが、どう考えても死刑になるのでは…。
この衝撃的な事件は日本国政府の関係閣僚会議や、海外メディアにも大きな影響を与えました。
さらに、事件に利用されたSNSのTwitterでは事件後に利用規約の変更がされるなど、世界中を驚かした前代未聞の事件です。
第8位・平成19年『闇サイト殺人事件』
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第8位は、平成19年(2007年)8月24日深夜に愛知県で発生した強盗殺人・死体遺棄事件の『闇サイト殺人事件』です。
この事件は、インターネットの「闇の職業安定所」で面識のない3人の男が知り合い、共謀して通りすがりの女性を拉致して殺害した事件で、犯罪請負などの情報があるれている「闇サイト」が社会問題となりました。
名古屋地裁は、平成21年3月に神田司被告と堀慶末被告に死刑判決を、自首した川岸健治被告には無期懲役の判決を言い渡しましたが、3人は判決を不服として控訴しました。
神田司被告は控訴を取り下げたため死刑が確定しすでに死刑が執行され、残りの2人は無期懲役が確定しています。
また、堀被告は別の事件でも強盗殺人罪で起訴されています。
第7位・平成20年『秋葉原通り魔事件』
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第7位は、平成20年(2008年)6月8日に秋葉原で発生し7人が死亡、10人が重軽傷を負う大惨事となった『秋葉原通り魔事件』です。
メディアなどでは、秋葉原無差別殺傷事件と呼ばれることが多くなっています。
事件は午後0時30分頃、JR秋葉原駅近くで発生しました。
2tトラックが歩行者天国となっていた横断歩道に突っ込むと通行人5人をはねて、その後に車から降りた容疑者が盛っていたダガーナイフで次々と通行人を殺傷していきました。
犯人の名前は加藤智大(当時25歳)で、駆けつけた警察官に現行犯逮捕されました。
加藤は事件の直前に携帯サイトの掲示板に事件に至った心境など(仕事の退職に関するトラブル)の書き込みをしていました。
この事件の発生から逮捕までの時間は数分程度でしたが、カメラ付き携帯で撮影した写真や映像が残され、過去に類を見ない悲惨な映像を大量に残した、平成最悪の通り魔事件となりました。
事件後、加藤被告は死刑が確定しています。
第6位・平成14年『北九州監禁殺人事件』
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第6位は、平成14年(2002年)3月以降に福岡県の北九州市小倉北区で7人が監禁・殺害された『北九州監禁殺人事件』です。
この事件の犯人は松永太と内縁の関係にあった緒方純子で、2人は同居していた緒方の母と妹夫婦、その子ども2人を殺害し緒方の父親も虐待した上で殺害しました。
緒方の両親や妹一家は松永が金づるとして利用していたため、金銭的な利用価値がなくなり次々と殺害していったとみられています。
さらに、少女を監禁しその父親を殺害すると、松永は別の女性を監禁し傷害や強盗、詐欺などをしましたが、被害少女がマンションから逃げ出し助けを求めたことで発覚しました。
遺体は解体され海に捨てられるなどしたため、証拠がなく捜査は難航しました。
この事件は、犯罪史上稀に見る凶悪犯罪とされ、検察側が第一審にて被告人の男女を「鬼畜の所業」と厳しく非難しました。
平成23年12月、最高裁判所にて松永の死刑と、緒方の無期懲役が確定しました。
あまりにも残酷な事件内容のため表現方法が難しいなどとして途中から報道機関が自主規制し報道量が少なくなったため、事件の知名度はあまり高くありません。
第5位・平成4年『市川一家4人殺人事件』
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第5位は、平成4年(1992年)3月5日夕方〜3月6日朝にかけて、千葉県市川市にあるマンションにて強盗殺人・強盗強姦などが発生した『市川一家4人殺人事件』です。
加害者は犯行当時19歳だった関光彦で、暴力団と女性関係を巡ってトラブルを起こし、その暴力団から要求された200万円を工面するために事件1ヵ月前に強姦した当時15歳の少女の両親や祖母、妹の一家4人を殺害しました。
そして、それだけでは終わらず残された被害者遺族の少女を凄惨な殺害現場で強姦するという衝撃的な事件でした。
平成の少年犯罪では初めて死刑が確定し、平成29年12月19日に死刑が執行されました。
この事件は、日本社会を震撼させ衝撃を与えた重大な事件です。
1人生き残った少女のことを考えると、本当に辛く言葉も出ません…。
第4位・平成13年『付属池田小事件』
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第4位は、平成13年(2001年)6月8日に、大阪府池田市の大阪教育大学付属池田小学校で発生した小学生無差別殺傷事件の『付属池田小事件』です。
この事件は、午前10時過ぎに犯人の宅間守が校内に侵入し、校舎1階の教室にいた児童らを包丁で切りつけ、2年生の女児7人と1年生の男子1人が死亡し、児童13人と教諭2人が重軽傷を負った事件です。
その後、宅間守は責任能力が認められ死刑が確定し、平成16年9月に死刑が執行されています。
この事件をきっかけとして、国と学校が安全管理に配慮していなかったと遺族に謝罪し、学校の安全を見直す動きが全国に広まることになりました。
私は現在小さい子供がおり、事件当時よりも事件の重みを実感しています。
学校の安全管理もそうですが、登下校時の子供たちの見守りも徹底していきます。
第3位・平成10年『和歌山毒物カレー事件』
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第3位は、平成10年(1998年)7月25日夕方に和歌山県和歌山市で発生した、毒物混入・無差別殺傷事件である『和歌山毒物カレー事件』です。
この事件は、地区で行われた夏祭りで提供されたカレーに毒物が混入され、そのカレーを食べた67人が中毒症状になり4人が死亡した事件です。
そして、被疑者として逮捕され、被告人として起訴された林眞須美は、無罪を訴えましたが平成21年に死刑が確定しています。
林眞須美は現在も無罪を主張しています。
この事件は、事件そのものの衝撃も大きいですが、林眞須美がテレビのインタビューに冗舌に応じる様子や、自宅に待ち構える報道陣にホースで水をかけるなど強烈なキャラクターの主だったため、連日メディアを席巻し世間に衝撃を与えた事件でもありました。
第2位・平成9年『酒鬼薔薇聖斗事件』
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第2位は、平成9年(1997年)に兵庫県神戸市で発生した当時14歳の中学生だった少年による連続殺傷事件である『神戸連続児童殺傷事件』です。
犯人が未成年であったため本名ではなく「少年A」として報道され、少年が名乗った名前にちなみ、『酒鬼薔薇事件』や『酒鬼薔薇聖斗事件』とも呼ばれいます。
この事件では、数ヶ月にわたって複数の小学生が被害を受けて2名が死亡し、3名が重軽傷を負いました。
そして、通り魔的な犯行や遺体の破損、被害者の頭部が声明文とともに中学校の正門前に置かれていたこと、地元の新聞社に挑戦状が郵送されるなど暴力性がある特異な事件でもありました。
さらに、犯人が一般的な普通の中学生だったことで、さらなる衝撃を社会に与えました。
少年Aは逮捕後の精神鑑定の結果、家庭裁判所の判断により、特に精神疾患のある未成年を重点的に受け入れている第三種少年院の1つの、関東医療少年院に収容されました。
その後、治療が順調であると判断され少年Aは東北少年院に移送され、現在は出所しています。
平成27年には、少年A名義で手記が出版されベストセラーにもなりました。
少年Aはすでに大人になっているのに身元を隠し、それをサポートする出版社がいるとは…。
私には理解できません。
第1位・平成6年『地下鉄サリン事件』
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私が平成に日本で起きた事件・衝撃度ランキングの第1位に選んだのは、平成7年(1995年)3月20日に東京都で発生した同時多発テロ事件で13にんが死亡、約6000人が重軽傷を負った『地下鉄サリン事件』です。
この事件は、宗教団体のオウム真理教により帝都高速度交通営団(現在は東京メトロ)で営業運転中の地下鉄車両内で、神経ガスのサリンが散布され乗客や乗務員、係員、被害者の救助にあたたった人々にまで死者を含む多数の被害者が出た事件です。
大都市で無差別に化学兵器が使用される世界にも同類の例がないテロリズムで、世界的にも大きな衝撃を与えました。
事件を報道する中で、陸上自衛隊の戦闘用防護衣姿もメディアに登場し、本当にここが日本なのかと思ってしまうほどでした。
地下鉄サリン事件から23年が経過し、オウム真理教が起こした数々の凄惨な事件の裁判は平成30年1月に終結し、麻原彰晃こと松本智津夫を含め、最終的に死刑が確定したのは13人にも上りました。
そして、平成30年7月6日に松本智津夫ら7人が、他の6人は26日に死刑が執行されました。
オウム真理教に対する強制捜査が始まってから23年が経過し、死刑囚全員に刑が執行されました。
ゴーストライター事件その後はどうなった?
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みなさんは、平成の日本社会を騒がしたゴーストライター事件を覚えているでしょうか?
事件を簡単に説明しますと…
両耳が聞こえない事を売りにしていた作曲家の佐村河内守氏がいました。
ある日、桐朋学園大講師の新垣隆氏が「実は、佐村河内氏の曲はお金を貰って私が作っていました。しかも、佐村河内氏の耳は聞こえていますよ!」と会見を開きました。
大炎上!!
という事件です。
その後、新垣氏は人気ピアニストとして活躍していますが、佐村河内氏の姿を見かけないので現在の様子が気になり調べてみました。
すると、平成28年10月に佐村河内氏を追ったドキュメンタリー映画「FAKE」が発表されていたことがわかりました。
映画監督は森達也さんです。
この映画は佐村河内氏の自宅で撮影されており、事件のその後や現在、メディアの問題点などについても話しているようです。
この映画以外ではメディアに出演していないそうですが、まさか映画に出演していたとは衝撃的でした!
まとめ
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私が独断と偏見でまとめた、平成に日本で起きた事件の衝撃度ランキングを紹介しましたが、いかがでしたでしょうか。
平成がもうすぐ終わろうとしていますが、日本だけでなく世界中に衝撃を与えた事件もたくさんありました。
良いニュースで日本が世界に衝撃を与えられることを願います!
最後まで読んで頂き、ありがとうございました!