2019年1月12日、主演ドラマ「家政婦は見た!」シリーズでもお馴染みの女優の市原悦子さんが心不全のため、享年82歳でお亡くなりになりました。

あまりに突然の訃報でしたのでとても驚きました。

そして、市原悦子さんは生前から希望していた樹木葬となり、先に亡くなられた夫で演出家の塩見哲さんの隣に眠ることも明らかになりました。

みなさんは、樹木葬をご存知でしょうか。

近年、新しい供養のかたちとして樹木葬が注目されていますが、まだまだ一般的には浸透していませんよね。

そこで今回は、樹木葬について詳しくまとめてみました!

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樹木葬とは

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樹木葬とは、きちんとした許可を得た墓地(霊園)に遺骨を埋葬して、遺骨の周辺にある樹木を墓標として故人を弔う方法で、自然葬の一種です。

自然葬とは、遺骨を自然の中に葬ることにより自然に還そうとする供養方法のことです。

樹木葬にはいくつかの方法があります。

例としては…

・遺骨を埋葬するたびに新しい苗木を1本植える方法。

・墓地の中心にシンボルとなる樹木を植えてその周辺の区画に遺骨を埋葬する方法。

などがあります。

さらに、墓地によっては全てを樹木葬墓地にしている場合と、一般墓地と樹木葬墓地を併用している場合もあります。

日本で初めて人間のための樹木葬墓地ができたは、1999年に岩手県一関市にある祥雲寺が申請して許可された「樹木葬公園墓地」です。

しかし、樹木葬公園墓地は植樹により墓地を形成するものではなく、既存の自然樹林地の全体を墓地にしたものですので本質的には異なります。

樹林葬公園墓地と同様の墓地は、イギリスでは各地にありWood Land Burialと呼ばれています。

近年は、日本でも里山や放置林を墓地にしようとする動きは広まっています。

2012年には、都立霊園初の樹林墓地(合葬して一緒に埋葬)が小平霊園に完成し、2014年になると樹林墓地に隣接して樹木墓地(遺骨を個別に埋葬)も作られました。

墓標として用いられる樹木は大きくならない低木が一般的となっており、低木にはハナミズキやサルスベリ、ウメモドキ、エゾアジサイ、ムシカリ、ツリバナ、モミジなどがあります。

しかし、低木であれば好みの樹木で良いわけではなく、植樹する地域でちゃんと生育できることや、生態系に悪影響を与えないことも大切なポイントとなります。

近年、樹木葬に注目が集まっている理由としては、自然回帰や地域環境保全への関心の高まりがあります。

さらに、都市部に人口が集中したことによる公営墓地の不足や、未婚者の増加などで墓の維持管理が困難になりつつあるため、公営の無縁墓地へのニーズが高まったという背景もあります。

樹木葬とは自然の中に遺骨を埋葬する方法のことですか、どこにでも埋葬できるわけではなく通常のお墓と同様に墓地埋葬等に関する法律が摘要され、墓地として許可を得た場所を利用することになります。

ただし、散骨する樹木葬の場合は法律の摘要外となりますので、墓地や霊園以外の葬地の利用が可能です。

樹木葬は生前の申し込みも可能ですので、現地に見学に行って費用なども納得した上で、生前に申し込みをして契約をしておくこともできます。

亡くなってから樹木葬を選択する場合でも、基本的な流れは一般的な墓石のあるお墓に埋葬するのと同じです。

樹木葬の種類と費用相場は?

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樹木葬の費用相場は埋葬の方法によって変わりますが、墓石を利用した埋葬よりも安くなることが多いです。

樹木葬にかかる費用相場について、埋葬方法別に詳しくまとめてみました!

まず、樹木葬には①合祀型、②集合型、③個別型という3つの方法があり、それぞれ埋葬方法や費用相場も異なります。

①合祀型の樹木葬の費用相場

まず、合祀(ごうし)型の樹木葬とはシンボルとなる樹木の元に他の家族の方の遺骨を一緒に埋葬する樹木葬のことです。

合祀とは、骨壷から遺骨を取り出して他人の遺骨とまとめて埋葬することですが、合祀の際には遺骨を粉骨してから埋葬を行います。

このような合祀型の樹木葬の場合は、必要なスペースが少なくて済むことや個別に管理する必要もないため、料金は安く費用相場は一人あたり5万円〜20万円ほどになっています。

そして、埋葬後の年間管理費も不必要な場合がほとんどとなっています。

合祀型の樹木葬では、遺骨の埋葬場所の特定ができないため、お墓参りでは故人の遺骨と向き合うことはできませんし、当然ですが遺骨を取り出すことも不可能です。

②集合型の樹木葬の費用相場

集合型の樹木葬とは、合祀型と同じになりますが複数の方の遺骨をシンボルとなる樹木の下に埋葬する樹木葬のことです。

合祀型と異なるところは、埋葬する場所の地下の区間を個別に分けているため、遺骨が他の方の遺骨と一緒にならない点が大きく異なります。

集合型の樹木葬の費用相場は合祀型と比べると高くなり、一人あたり15万円〜60万円ほどで、別途管理費が年間8千円〜2万円程かかる場合が多いです。

③個別型の樹木葬の費用相場

個別型の樹木葬とは、個別に1本の樹木を用意してその下に遺骨を埋葬する樹木葬のことです。

個人や夫婦、家族などのまとまった個別に区画が用意されているため、合祀型や集合型とは大きく異なります。

そのため、個別型の樹木葬では従来のお墓と同様にお墓参りをすることができます。

また、シンボルの木の代わりとして周辺に草花を植えてプレート型の墓石を置く場合もあります。

気になる費用相場ですが、個別に区画を用意するため一人あたり20万円〜80万円ほどで別途管理費が年間8千円〜2万円程かかる場合が多いです。

樹木葬の費用相場はいかがでしたでしょうか。

ちなみにですが、従来のお墓のように新しく墓石を建て埋葬する場所は200万円程かかると言われています。

樹木葬と従来の墓石を建てるお墓の費用相場を比べると、樹木葬の費用はだいぶ抑えられることがわかりました。


樹木葬のメリット・デメリットは?

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近年、新しい供養のかたちとして注目されている樹木葬ですが費用が安いとはいえ、それだけで判断するのではなくメリットとデメリットも理解した上で選択したいものですよね。

そこで、樹木葬のメリット・デメリットをまとめてみました!

樹木葬のメリット

①樹木葬の多くは個人墓なので、家として墓地の継承をする必要がなく負担が少ない。

②故人の遺志(自然に還る)が実現でき、エコという考え方にも合う。

③樹木葬と同じ自然回帰には海洋散骨などもあるが、樹木葬の方がお墓の形態に近く方法によっては特定の場所にお墓参りをする事ができる。

④墓石を建てるよりも費用が抑えられる場合が多い。

樹木葬のデメリット

①まだまだ一般的に浸透していないので、保守的な親族から異論がでる場合もある。

②骨壺で納める方法でないものは、埋葬後に遺骨を取り出すことは不可能。

③里山型の1区画に1本の樹木を植える樹木葬は、都市から離れた場所にあることが多いため、不便で改葬を考える方もいる。

樹木葬を希望する場合には、メリットやデメリットもしっかりと納得した上で選択するようにしましょう。

樹木葬のお墓参りの方法は?

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樹木葬は従来の墓石があるお墓とは形も違いますが、お墓参りはどのようにすれば良いのでしょうか。

そこで、樹木葬のお墓参りの方法やお供え物についての疑問をまとめてみました。

里山タイプの樹木葬の場合

里山タイプの樹木葬の場合には、敷地が広くてお墓参りで人が来る度に整備をすると管理者の負担がとても大きいため、お墓参りの時期を規制していることもあります。

そのため、事前に管理者へお墓参りが可能な日付けの確認をする必要があります。

また、周囲が自然で囲まれているため火を使うことが禁止されており、花瓶を置くことも難しいためお花は地面に置くことになります。

服装は動きやすいものを、靴は歩きやすいものを選び、汚れてしまっても良いものにしましょう。

天候が良い日に早めにお墓参りを済ませておくことも大切です。

公園都市タイプの樹木葬の場合

公園都市タイプの樹木葬の場合には、墓地や霊園によりお供え物をすることができない所もあるため注意が必要です。

また、他の遺骨とともに埋葬した場合は何処で供養すればよいのか気になりますが、その場合はシンボルツリーの前で供養をすることになります。

ペットのための樹木葬もある!

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ペットを飼われている方は特に気になるかと思いますが、近年は人間のものだけでなくペットのための樹木葬も増えています。

ペットの樹木葬には、人間と一緒に家族の一員としてペットを埋葬するものと、ペットのみを埋葬するものがあります。

ペットと人間を一緒に埋葬する樹木葬

そもそも、ペットの埋葬は法律による規制はないのですが、ペットと人間が一緒に入ることが可能な墓地や霊園はとても限られています。

理由としては、仏教では動物を畜生だとしているために一緒に埋葬することを避ける傾向にあるためです。

しかし、樹木葬は宗教にとらわれない供養方法であるため、ペットと人間が一緒に入ることが可能な墓地や霊園があります。

先ほど樹木葬の種類と費用相場を説明しましたが、ペットと人間が一緒に埋葬できる樹木葬は個別型がほとんどで、費用相場はペットも人間もほとんど変わりはありません。

ペットのみを埋葬する樹木葬

ペットのみを埋葬するお墓としては墓石と建てるお墓や納骨堂(室内型のお墓)が一般的となっていますが、樹木葬もあります。

ペット専用の樹木葬ができる墓地や霊園にも人間と同様に里山型と公園都市型があり、種類人間と同様に合祀型、集合型、個別型があります。

費用相場は人間とは大きく異なり、合祀型の場合は5千円~2万円、個別型の場合は1万円~8万円と低価格になっています。



樹木葬を選ぶ時の注意点は?

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新しい供養のかたちと注目されている樹木葬ですが、全国的に増えているため複数の樹木葬を比較できるようになってきています。

そこで、選ぶ時にどんな点に注意すべきかをまとめてみました。

注意点①1区画に1本ずつ樹木を植える方法は意外と少ない!

樹木葬とは、墓石の代わりとして樹木をお墓の目印にする自然葬ですが、墓石の代わりが樹木になるわけではありません。

樹木葬の多くが、大きな木を目印にしたりまとまった区画に1本の樹木を植えるなど、樹木葬の大多数が1区画1本の樹木ではありません。

よく考えてみれば、1区画1本の樹木にすれば樹木の管理もとても大変になりますし、広大な土地がなければ不可能なため、現実的ではないのかもしれませんね。

もしも、自分の樹木を1本確保したいのであれば都市部からは遠く離れてしまう可能性があることを最初に頭に入れておく必要があります。

注意点②供養に対する考え方が方法によって全く違う!

樹木葬の供養に対する考え方は種類によって様々です!

現時点で樹木葬の多くを占めるものが個人墓となっており、家としては継承の必要がありません。

樹木葬の方法により、遺骨を骨壷で埋葬し決まった年数が経過してから取り出して合祀するものや、ずっと埋葬しておくものなど供養に対する考え方が自分の考え方と合うかの確認も必要です。

注意点③運営元の確認をする!

樹木葬の運営者は一般的な霊園と同様に3つに分けられています。

①公営霊園の樹木葬

現時点では2ヶ所のみですが、東京都にある都立小平霊園、横浜市にある横浜市営墓地メモリアルグリーンがあります。

②寺院墓地の樹木葬

現時点で樹木葬の主流となっているのが、寺院墓地での樹木葬です。

③民間霊園の樹木葬

近年、全国の民間霊園にて樹木葬が増えつつあります。

運営者によって考え方や理念は様々ですので、中には残された人のお参りが不可能な場所もあるようですので、しっかりと確認しましょう。

まとめ

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樹木葬についての種類や費用相場、メリット・デメリットなどについてまとめてみましたが、いかがでしたでしょうか。

樹木葬とは、きちんとした許可を得た墓地に遺骨を埋葬して、遺骨の周辺にある樹木を墓標として故人を弔う方法で、自然葬の一種です。

近年、樹木葬が注目され全国的にも増えてきていますがメリットだけでなくデメリットもありますので注目が必要です。

現在はインターネットでも探すことができるサイトもありますので、樹木葬が気になった方はこちらのサイトで探してみてはいかがでしょうか。



最後まで読んで頂き、ありがとうございました!